ニコンの映像事業は2019年3月期Q3は減収減益

ニコンが、2019年3月期 第3四半期の決算を発表しています。

2019年3月期 第3四半期 決算短信 (※リンク先PDFです)

  • 当第3四半期連結累計期間は、映像事業においては、レンズ交換式デジタルカメラ市場及びコンパクトデジタルカメラ市場は縮小傾向が続いた。
  • 映像事業では、デジタル一眼レフカメラ「D850」の販売が好調に推移するとともに、新製品のフルサイズミラーレスカメラ「Z7」「Z6」が高級機の売上げ増加に貢献した。しかしながら、レンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラとも全体の販売台数が減少した結果、減収減益となった。

2019年3月期 第3四半期決算報告(※リンク先PDFです)

  • フルサイズミラーレスカメラ等の新製品投入で平均単価は上昇。
  • 初級機の価格競争激化をはじめ、厳しい市場環境を踏まえて各製品カテゴリーの販売台数を見直し、前回予想比150億円下方修正。

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ニコンは、ここ最近、D850やD7500の販売が好調で、映像事業はかなり良くなってきているという印象でしたが、今期は減収減益で見通しも下方修正と、カメラ市場全体の減少傾向もあって厳しい状況のようですね。

初級機・中級機が大きく減っている一方で、ハイエンド機は引き続き好調のようなので、他社と同様に、ニコンもフルサイズ機などのハイエンド製品に活路を見出すことになりそうですね。