2019年のデジタルカメラの出荷見通しは対前年比で87.1%

CIPAが、デジタルカメラの2018年の出荷実績と、2019年の出荷見通しを発表しています。

2019年カメラ等品目別出荷見通し(※リンク先PDFです)

2018年出荷実績

  • 2018年のデジタルカメラ総出荷実績は19,423,371台、対前年比77.8%となった。2011年以降は減少が続き、2017年こそ増加に転じたものの2018年は再び前年割れとなった。
  • レンズ交換式カメラに主力が移る一方で、一体型は870万台にとどまり、対前年比65.1%と大幅減になったことから、合計で前年の8割に届かない結果となった。
  • レンズ交換式デジタルカメラは、1080万台、対前年比92.2%、交換レンズは1800万本、対前年比93.8%となった。レンズ交換式デジタルカメラは、スマートフォンからのステップアップ需要の受け皿となっており、前年並みとはいかなかったものの大きく崩れることはなかった。
  • レンズ交換式カメラでは、ミラーレスカメラの躍進が目立つが、ミラーレスカメラ好調の要因としては、買い替えではなく買い増しの潮流に注目したい。

2019年出荷見通し

  • デジタルカメラの総出荷は1千690万台、対前年比87.1%と見通した。タイプ別ではレンズ一体型が690万台、対前年比79.3%、レンズ交換式が1千万台、対前年比92.6%と見通した。交換レンズは1千650万本、対前年比91.7%と見通した。レンズ一体型の低減が大きく影響するものの、レンズ交換式と交換レンズは、前年の9割り以上と見通した。

 

2018年の実績では、コンパクトカメラの減少は相変わらず大きいですが、レンズ交換式は微減で、なんとか踏みとどまっているという状況のようです。2019年は2018年ほどではないものの、対前年比で87.1%と、やはり結構減少する見通しのようですね。