キヤノンがレンズ内手ブレ補正と協調動作するボディ内手ブレ補正を検討中

Amateur Photographerに、キヤノンのインタビューが掲載されています。

Canon to combine in-body and lens stabilisation

  • (現在、EF、EF-S、EF-M、RFマウントがあるが、EOS Mは続けるつもりか?)
    イエスだ。EF-MはAPS-Cセンサー用で、小型軽量なのが主な利点だ。フルサイズ用のRFマウントは、より高い画質、機能を求める人のためのものなので、顧客が求める限り、小型軽量なEF-Mマウントは継続する。
  • (RFマウントのAPS-C機を開発するのか?)
    将来の製品開発に関することなので詳細は言えないが、我々の取るべき方向性はマーケットによって決まる。顧客が小型軽量のマウントを望むなら、EF-Mを継続するつもりだ。
  • (RFレンズのロードマップが発表されたが、EFレンズはどうなっているのか?)
    RFレンズのロードマップは当面、最優先事項になる。EFレンズに関しては、我々はRFとEFをそれほど明確に区別ぜずにトータルのカメラシステムとして見ているので、ここでもまた、マーケットの動向に従うつもりだ。
  • (EOS RP用のエントリーレベルのRFレンズを供給する計画は?)
    イエスだ。35mmと24-240mmはエントリーレベルのユーザーを対象にしている。今後も、プロ、アマチュア、エントリーレベルユーザー向けのレンズを開発し、全てのユーザーを満足させるつもりだ。
  • (RFのプレミアムレンズ用のハイエンドボディが必要だと思っているか?)
    イエスだ。我々はハイエンドのプレミアムボディを検討している。
  • (多くの人がボディ内手ブレ補正を求めているが?)
    この声は認識している。ボディ内手ブレ補正は、将来のために検討している。より高性能な手ブレ補正を提供するために、ボディ内手ブレ補正とレンズ内手ブレ補正が協調動作すると思う。
  • (ミラーレス参入が遅くなったことを後悔したことはあるか?)
    日本ではミラーレスのシェアは60%で、ミラーレス移行の速度は少し鈍化している。キヤノンは、これまでの歴史で、常に新技術で市場をリードしていたわけではないが、追いついき追い越して、トップになるのは非常に得意だ。

キヤノンが将来のEOS Rにボディ内手ブレ補正を搭載するのは、ほぼ確実と見てよさそうですね。レンズ内補正とボディ内補正の協調動作も実現する可能性が高そうです。

EOS Mに関しては、市場の動向に従うということなので、売れている限りは継続されそうですね。