オリンパスの2019年3月期の映像事業は183億円の赤字

日経新聞に、オリンパスの19年3月期の決算に関する記事が掲載されています。

オリンパスの19年3月期、純利益86%減 一時費用膨らむ

  • オリンパスが10日発表した2019年3月期の連結決算は、純利益が前の期比86%減の81億円だった。54%減の260億円を見込んでいた従来予想から減益幅が拡大した。
  • ミラーレスカメラを中心とする映像事業では中国工場の閉鎖に伴う費用が膨らんだ。生産拠点の再編で新製品を出せない時期があった。キヤノンやニコンのミラーレスへの本格参入で競争が激化し、価格低下で原価率も悪化した。映像事業の営業損益は183億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)だった。
  • 映像事業は生産拠点の再編が終了し、赤字幅が縮小する見通しだ。同日の記者会見で竹内康雄社長は映像事業について「オリンパスの光学技術を支える重要な事業だ。構造改革を進め早期に最低でもブレークイーブン(損益均衡)にしたい」と述べた。

 

オリンパスの映像事業は、前年同期に比べて大幅に赤字が拡大しましたが、これは中国工場の閉鎖と生産拠点の再編に伴うものということなので、再編が完了した今年度は、回復に期待したいところです。