ニコンの2020年3月期の映像事業は12%減収の見込み

ニコンが2019年3月期の決算と、2020年3月期の見通しを発表しています。

ニコンの20年3月期、純利益37%減 (日経新聞)

  • ニコンは9日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比37%減の420億円になる見通しだと発表した。デジタルカメラ市場の縮小を背景に一眼レフカメラの販売が落ち込む。
  • 売上高は5%減の6700億円、営業利益は37%減の520億円を見込む。スマートフォン(スマホ)の高機能化に伴ってデジカメ市場は毎年2割のペースで縮小している。ニコンは一眼レフカメラで初級機を中心に販売減が続き、映像事業は12%の減収を見込む。
  • 同日発表した19年3月期の連結決算は、売上高が1%減の7086億円、純利益が前の期比91%増の665億円だった。映像事業はデジカメの販売減で18%の減収だった。
  • ニコンは同日、22年3月期までの中期経営計画を発表した。映像事業では付加価値の高い高級一眼レフやミラーレスカメラに注力する。

2019年3月期決算 説明会資料PDF (ニコン公式サイト)

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ニコンの映像事業は19年3月期の決算の18%の減収に続いて、2020年3月期でも12%の減収を見込んでいるということで、今年もあまり明るい見通しとは言い難いですね。

とは言え、フルサイズ機に関しては、2年連続で前年を上回っているということなので、引き続き好調のようです。

今後は、付加価値の高い高級一眼レフやミラーレスカメラに注力すると述べられているので、引き続きハイエンド機やハイエンドレンズ中心の展開になりそうですね。