ソニーがフルカラーで繰り返し描画と消去が可能なフィルムを開発

ソニーが、フルカラーで書き換えが可能なフィルムと、書き換えを実現するレーザー照射技術を発表しています。

フルカラーでの描画と消去を繰り返し行えるフィルムを開発

  • ソニーは、フルカラーでの描画と消去が繰り返し行えるフィルムと、それを高速で実現するレーザー照射技術を新たに開発した。本フィルムとレーザー照射技術を用いることで、ユーザー一人ひとりの好みに合わせたデザインやカラーバリエーションを実現する。
  • 繰り返し描画が行えるため、ユーザーの興味や嗜好の変化に応じて、デザインや色を後から変更することも可能。
  • 今回開発したフィルムは、レーザー光を熱に変換する光熱変換剤と、シアン、マゼンタ、イエローの各色を有するロイコ染料、熱によってその発色状態を変化させることのできる材料等をソニー独自の技術で配合、積層することで実現した。
  • 熱による発色状態の変化で描画を行うため、階調は段階的なドット表現ではなく細やかな濃淡で表現できる。写真画質レベルの鮮やかな色彩表現が可能。
  • 従来の印刷技術では困難であった透明なガラスやプラスチック越しでも描画可能で、ガラス等の素材本来がもつ高品位な表面質感を保ったまま様々なデザインやカラーバリエーションを表現できる。

sony_20190517_001.jpg

sony_20190517_002.jpg

ソニーの開発したフィルムは、とても興味深いものですね。写真画質レベルの表現が可能で、ガラスやプラスチック越しでもフィルムの画像をレーザーで書き換えられるということなので、様々な応用が考えられそうです。

個人でPCからこのフィルムにプリントできれば面白いですが、フィルムやプリンターは、製品化されたとしても業務用機器の価格でしょうね。