- ソニーは、フルカラーでの描画と消去が繰り返し行えるフィルムと、それを高速で実現するレーザー照射技術を新たに開発した。本フィルムとレーザー照射技術を用いることで、ユーザー一人ひとりの好みに合わせたデザインやカラーバリエーションを実現する。
- 繰り返し描画が行えるため、ユーザーの興味や嗜好の変化に応じて、デザインや色を後から変更することも可能。
- 今回開発したフィルムは、レーザー光を熱に変換する光熱変換剤と、シアン、マゼンタ、イエローの各色を有するロイコ染料、熱によってその発色状態を変化させることのできる材料等をソニー独自の技術で配合、積層することで実現した。
- 熱による発色状態の変化で描画を行うため、階調は段階的なドット表現ではなく細やかな濃淡で表現できる。写真画質レベルの鮮やかな色彩表現が可能。
- 従来の印刷技術では困難であった透明なガラスやプラスチック越しでも描画可能で、ガラス等の素材本来がもつ高品位な表面質感を保ったまま様々なデザインやカラーバリエーションを表現できる。
ソニーの開発したフィルムは、とても興味深いものですね。写真画質レベルの表現が可能で、ガラスやプラスチック越しでもフィルムの画像をレーザーで書き換えられるということなので、様々な応用が考えられそうです。
個人でPCからこのフィルムにプリントできれば面白いですが、フィルムやプリンターは、製品化されたとしても業務用機器の価格でしょうね。
push
この技術がカメラ業界にどのような形で影響を与えるのかは私には想像がつきませんが、ソニーの新技術への探究心とそれを実現させる開発力の高さを感じさせます。
襤褸猫
写真フレームにダイレクトに書き込む、なんて用途は写真屋さんにかなり需要があると思いますが、問題はこのフィルムがどれくらいの値段であり、書き込み機がどのくらいの値段か、ですかね。
あと、発色させたフィルムの光耐性、寿命。
目の前で写真キーホルダーを作れる、ですとプリクラに入る大きさに出来ればそこそこ数も出そうです。
ろくろう
ソニーは色々やってくれますね
この技術でソニー版チェキとか作ったら面白そうです
博多渡辺
もし35mmフィルムと同じ規格になるなら、かつての銀塩カメラが復活できますね!
スナッキー
大判がすぐに出るなら百貨店や映画のポスターのディスプレイなど動く必要がなく、大判で比較的安価に。という需要が対象な気がします。
(液晶モニターにするほどでもなくサイズが必要な場所)
難点はレーザー照射と同程度の熱で変色する可能性がありそう?というところでしょうか。
写真を好む人にとっては、アルミに印刷してディスプレイするなどの技術が有りますが、ガラス板に印刷してるように見せるタイプの写真展示に使われるのかもしれませんね。
また「展示が一通り終わったら別の作品を。」という運用に堪える意味では、ギャラリーの呼び物として常設しつつ展示内容をデジタルデータから。とかいう飛び道具的なものになるのかも知れません。画廊のオーナーさんいかがでしょう?
安価ならカフェのディスプレイにも良いかも知れませんね。
ぺんぺん
ラッピング列車に貼り付けてレーザーで書くと楽に書き換え出来るね
SONY好き
SONYはザ・デジタル技術企業というイメージなので
フィルムを開発というのが意外です、自分が知らなかっただけかもしれませんが。
確かに世の中には液晶ディスプレイが使えない物も数多くあるでしょうから
何度でも書き換えれるフィルムを使った描写というのは面白そうですね。
ぺんぺんさんのおっしゃるラッピング列車は良さそうです。
ソニオ
こういうところからソニーの強さが垣間みることができますね。様々な新技術を開発発展させ、カメラ含む映像機器だけでなく他の分野で有用な技術・ノウハウを蓄積させていく。巡り巡って私達の趣味であるカメラ・写真に新たな機能が投入される、総合電機メーカーの強さを感じます。
ぶらりん
ロイコ染料を使うということは感熱紙の原理と同じで、空気や紫外線に弱い特性はそのままではないかと思います。酸素や紫外線を遮る目的で材質を選んだプラスチックやガラスなどの向こう側に発色層を置く、という使い道になるのでしょうか。ガラスやプラスチック越しでも、という説明はむしろそれでないと耐久性が出ない、という説明と理解しておいた方がよさそうです。
山田です。
前にキャノンが印刷した写真を額に入れた物を喫茶店なんかにレンタルするサービスをしていましたが、これを使えばリサイクルできて良いのかも。
額を売って、ソニーストアで有料プリントとかが現実的なところでしょうか。
F
熱によってってことはカメラのフィルムの代わりにはなりませんが面白い技術ですね。
書き込み機のコストと耐候性が気になるところです。
e-max
樹脂でカラー乾板的なものを大判で作って定期的に交換してる電車の広告みたいなものに使うと廃棄が減るみたいなのを想像した
ビデオ好き
諧調がアナログにより近くなるという点が肝かと。
エッジ検出と予測のコントロール次第で撮影時の解像度を超える可能性も。
よりcgに。というより魔法に近くなる。
ブレードランナーの写真拡大技術がやっと見えてきますね。