キヤノンのRFマウント用の17-35mm F4-5.6の特許

Canon News で、キヤノンEOS R用の小口径の広角ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 17-35mm

  • 最新の噂によると、キヤノンは、F2.8の大三元ズームを完成するつもりのようだが、その次は何が登場するのだろうか。キヤノンが、F4の小三元ズームに焦点を移すのは当然だが、その次は? キヤノンは、この特許の17-35 F4-5.6のような、よりコンシューマー向けのレンズに注力しなければならないだろう。

    この特許には、2つの17-35mmの実施例しか含まれていない。興味深いことに、どちらのレンズも全長は101~102mm(特許の全長からフランジバックの分を引いている)で、ミラーレスマウント(ショートフランジバック)によるサイズの恩恵を受けていない。現行のEF17-40mmと16-35mmの全長は83mmと89mmだ。

    この特許では手ブレ補正については言及されていないが、以前にキヤノンは、グループL2の最初のレンズを手ブレ補正に利用していた。

    焦点距離:17-50-33.95
    F値:4.00-5.80
    半画角:51.03-32.51
    像高:21.64-21.64
    全長:121.00-121.18(全長は前玉からセンサーまでの長さです)
    バックフォーカス:20.00-38.92

    焦点距離:17-50-33.95
    F値:3.94-5.69
    半画角:51.03-32.51
    像高:21.64-21.64
    全長:122.00-121.87(全長は前玉からセンサーまでの長さです)
    バックフォーカス:20.00-40.07

canon_patent_2019-074633_001.jpg

現在、RFレンズには、EOS RPに合う廉価なズームレンズが存在しないので、F4-F5.6クラスの低価格なズームは多くのユーザーに歓迎されそうです。

特許のレンズのサイズは、口径の割りに大きいようですが、これは画質を重視したためでしょうかね。バックフォーカスはワイド側で20mmと短く、像高も21.64mmあるので、フルサイズミラーレス専用設計なのは間違いなさそうです。