キヤノン「EOS 90D」のダイナミックレンジは80Dより若干改善 [内容更新]

Canon News に、キヤノンの新しい32.5MP APS-Cセンサーのダイナミックレンジと読み出しノイズのテスト結果が掲載されています。

Preliminary Dynamic Range numbers for the 32.5MP sensor

  • FredMirandaのフォーラムでcgarcia氏が、EOS 90DのISO100のRAW画像を分析して、仮のダイナミックレンジを示している。

    「Dpreviewの(90Dの)サンプル画像を転用して、ダイナミックレンジのテストを行った。結果は80Dと比べて若干良好だった」

    90DのISO100:
    - 32MPのダイナミックレンジ:12.468EV
    - 8MPのダイナミックレンジ:13.480(+1.012)
    - 読み出しノイズ:2.80125

    80DのISO100:
    - 24MPのダイナミックレンジ:12.435EV
    - 8MPのダイナミックレンジ:13.2343(+0.7993)
    - 読み出しノイズ:2.86601

    24MPから32.5MPに高画素化されたことを考えると、通常は性能が落ちるはずだが、キヤノンは高画素化がダイナミックレンジに影響を与えないように、十分な改良を行っている。
  • (アップデート)ISO範囲を通しての更なるダイナミックレンジの分析が行われており、素晴らしいニュースが見いだされている。90Dの新センサーの高感度での性能は、驚くほど良好だ。

eos_90D_d-range_001.jpg

 90Dの32.5MPセンサーのダイナミックレンジは、80Dと比べるとわずかに改善されているようで、これは、新型センサーがかなり高画素化されていることを考えると、不満のない結果と言ってよさそうです。

[追記] 高感度のダイナミックレンジの分析が追加されました。グラフからは、低感度の改善はわずかですが、高感度では大きく改善していることが見て取れますね。