ニコン「Z 24mm f/1.8 S」は性能もハンドリングも素晴らしいレンズ

ePHOTOzineに、ニコンのZマウント用の広角単焦点レンズ「Z 24mm f/1.8 S」のレビューが掲載されています。

Nikon Nikkor Z 24mm f/1.8S Lens Review

  • 鏡筒の造りは良好で、装飾を廃した非常に地味な外観だ。
  • 解像力は、中央は開放のF1.8では素晴らしい値(excellent)で、F2.8からF11までは際立った値(outstanding)になる。隅の解像力は、F1.8では素晴らしい値(excellent)で、F2.8からF4では際立った値(outstanding)、F5.6からF11では素晴らしい値(excellent)だ。このレンズの解像力は非常にハイレベルで、どの絞り値でも画面全域で完全に実用になる。

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  • 倍率色収差は、自動補正がOFFの状態でさえ、ほとんどの絞り値でゼロに近く、全く問題はない。
  • 歪曲は-2.03%のタル型で、広角レンズとしては予想通りの値だ。
  • 逆光耐性は素晴らしく、レンズを動かしてフレア・ゴーストを出すのは大変だった。太陽が画面の隅にある場合でも、コントラストの低下はほとんど見られず、フレア・ゴーストの発生はごくわずかだ。
  • 周辺光量落ちは開放で-2.7EVで、F2.8では-1.7EVに改善し、それより絞ると1.6EVで一定になる。
  • 結論としては、このレンズは掛け値なしにトップクラスの性能だ。使い勝手も性能も見事で、エディターズ・チョイスにふさわしいレンズだ。
  • 良い点:際立った解像力、色収差がほとんどゼロ、素晴らしい逆光耐性、防塵防滴、素晴らしいハンドリング、高品質な造り、カスタマイズ可能なフォーカスリング、小型軽量。
  • 悪い点:価格が高いこと。

 

ニコンのZシリーズのレンズはどのレンズも高性能ですが、このレンズも、24mmの広角レンズにもかかわらず開放から隅まで高解像力で、倍率色収差もほとんどゼロと申し分の無い性能ですね。サンプルでは、ヌケのよい描写でボケも広角としてはかなり綺麗という印象です。