タムロンはコンスタントに年間5本程度の新製品投入を予定、2020年の新製品は全てミラーレス用

タムロンが2019年12月期 通期の決算を発表しています。

2019年12月期 通期 ( 2020年02月07日開催 )

  • 2019年の経営環境としては、デジタルカメラ市場では、レンズ交換式カメラ市場が前期比20%減、交換レンズが前期比12%減と、共に2ケタ減となった。レンズ交換式カメラでは、引き続きミラーレスは増加したが、一眼レフが40%を超える大幅減少となったことが市場縮小の要因。
  • 交換レンズ市場もカメラ市場の影響で縮小となったが、ミラーレスでも高画質で高単価なフルサイズは好調なためフルサイズは前期比6%減に踏みとどまった。なお、コンパクトタイプも前期比で18%の大幅減と市場縮小が継続した。
  • そのような市場環境の中、当社では、レンズ関連事業は減収だったものの増益となり、主力の写真関連事業と特機関連事業で増収増益を達成することができた。
  • 2019年の投入モデルでは、2018年に発売したミラーレス用のA036に引き続き、同じくミラーレス用のA046が、発売当初から当社予想を上回る反響で生産が追いつかず、バックオーダーを抱える状況が続いていた。
  • 春には、標準ズームのA036、広角ズームのA046に続き、F値2.8通しで明るさと写りの良さを実現した望遠ズームレンズA056が発売になる。これでカメラファンに非常に人気がある、広角・標準・望遠で構成される大三元レンズが、小型軽量化かつ一体感を持ったシリーズ製品として揃うことになり、更なる売上高の増加を図っていく。
  • 現在発表済みの製品は2つになりますが、自社ブランドについては、2020年以降もコンスタントに年間5機種程度の新製品投入を予定している。特に、2018年投入のミラーレス用レンズA036に続き、2019年投入のA046の好評、市場のミラーレス化等を踏まえ、2020年の新製品は全てミラーレス用を投入する予定。

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タムロンの写真関連事業の2019年通期の決算は、厳しい市場環境にもかかわらず増収増益と健闘していますね。タムロンの今年の新製品は全てミラーレス用ということなので、今後のタムロンの新製品はさしあたってはEマウント用のレンズが中心になりそうですね。