キヤノンEOS Rシリーズはプロ向けも視野に入っている

ニュースイッチ(日刊工業新聞)に、ニコンとキヤノンのミラーレスカメラの戦略に関する記事が掲載されています。

キヤノンとニコン、プロ向けミラーレス巻き返しの切り札

  • キヤノンとニコンはフルサイズミラーレスへの参入は遅れたものの、ここ1年半で10本前後の交換レンズを投入し巻き返しを急いでいる。
  • ニコンの「Zシリーズ」では、付帯率(本体1台当たりのレンズ販売数)が改善。池上博敬執行役員は「システムへの信頼感が醸成されてきている」と手応えを示し、さらに本数を増やしてユーザー拡大につなげる。

    データ出力を簡単、高機能にするファームウェアの有料アップデートサービスも販売が好調だ。顧客のワークフロー改善につながる提案を開発テーマの一つとして重視。第5世代通信(5G)の開始も「ワークフローにはポジティブな影響が必ずある」(池上執行役員)と注目する。
  • カメラ本体の中高級機種の開発も重要テーマ。キヤノンは8K動画撮影に対応した開発中のフルサイズミラーレス「EOS R5」を、早ければ東京五輪・パラリンピック前に投入する方針だ。

    一眼レフは2月に最上位機種の最新モデルを発売済み。「EOS R5」を含む「EOS Rシリーズ」は「まずハイアマチュアクラス(趣味層)を充実させる」(戸倉剛常務執行役員)考えだが、プロ向けももちろん視野に入っている。プロ向けの譲れない市場に総力をかける。

 

ニコンZシリーズは交換レンズが良く売れているようで、Zシリーズのレンズラインナップもより一層充実しそうですね。RAW動画を追加する有償ファームも好調のようなので、Zシリーズを動画機として使っているプロやハイアマも多いのでしょうか。

キヤノンのEOS Rシリーズは、まずハイアマクラスを充実させ、プロ向けも視野に入ってるということなので、EOS R5/R6の後には、EOS-1クラスのミラーレス機が登場するのかもしれませんね。