ライカが中判一眼レフ「LEICA S3」を正式発表

ライカが64MPセンサーを採用する中判一眼レフカメラ「LEICA S3」を正式に発表しました。

Leica's 64MP S3 medium-format camera is now available(DPR)

  • 1年半前に最初のティーザーが公開された中判カメラ「LEICA S3」の予約が開始された。このカメラはフォトキナ2018で展示され、2019年春の発売予定だったが、発売が遅れていた。
  • センサーは64MP COMS(サイズは45 x 30mm)で、アスペクトレシオは2:3、ダイナミックレンジは15EV、ISO感度は100-50000となっている。連写は3コマ/秒。動画は全画素読み出しでDCI 4K 4:2:2 8-bit 24fps内部収録だ。画像処理エンジンはMaestro II で、2GBのバッファメモリーを搭載している。
  • リフレッシュレート60fpsのライブビューモードに加えて、S3には0.87倍の視野率98%の光学ファインダーが搭載されている。
  • シャッターはFPSモードではフォーカルプレンシャッターが使用され、CSモードではリーフシャッター(対応のSレンズ使用時)が使用される。DPRのハンズオンではリーフシャッターの最高速は1/1000秒で、フォーカルプレンシャッターよりも顕著に静かだった。
  • LEICA S3の店頭価格は18,995ドルで、発売は2020年3月。

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開発発表からかなり時間がかかりましたが、S3が無事に正式発表されました。中判カメラは、富士フイルムとハッセルブラッドがミラーレスで攻勢をかけていますが、ライカは引き続き一眼レフでいくようですね。

S3のセンサーは64MPなので、GFXや645Zで採用されているものとは別物で、どのような絵が出てくるのか興味深いところです。