タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」はソニー「FE24-240mm F3.5-6.3 OSS」よりもワンランク上の解像力

Pixel Connection に、タムロンのEマウント用の高倍率ズーム「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」のレビューが掲載されています。

The best all-in-one E-Mount lens?   (found via SonyAlphaRumors

  • このレンズは広角端がF2.8で、158mmまでズームしないとF5.6に達しない(ソニーの24-240mmは72mmでF5.6になる)ので、広角側では低照度に強くボケも大きい。
  • 周辺光量落ちは開放でもそれほど極端には目立たない。多少の周辺光量落ちはあるが、F5.6から6.3まで絞れば、ほとんど解消する。
  • 高倍率ズームは解像力に関しては概してそれほど評判がよくないものだが、このレンズの解像力はとても素晴らしい。色収差もソニーのFE24-240mmもより顕著に少ない。全体的な解像力はソニーよりもタムロンがワンランク上で、特に隅の解像力ではタムロンが優っている。
  • このレンズのウィークポイントはズーム中間域で強い糸巻き型の歪曲が見られることで、奇妙なことにズームの両端では歪曲は目立たない。この歪曲は、レンズプロファイルがリリースされれば現像時に容易に補正できるはずだ。
  • RXDモーターによるAFは28-75mm F/2.8と同様に正確で速く、OSDモーター採用のレンズ(3本の広角単焦点)よりもずっと速い。
  • 瞳AFは人でも動物でも素晴らしく良く機能し、暗い場所でも良好だった。
  • フォーカスリングはバイワイヤ(モーターによる駆動)で、少し緩いが、マニュアルフォーカスはそれほど難しくはない。
  • このレンズは軽量コンパクトなので、カメラバッグなしで1日中持ち歩いて写真を撮ることができた。近接性能も素晴らしい。

 

タムロンの28-200mm F2.8-5.6 は、解像力や色収差等でソニー純正のFE24-240mmをしのぐ性能のようで、高倍率ズームとしてはかなり優秀なようですね。中間域の歪曲の大きさが指摘されていますが、綺麗な糸巻き型のようなので、後処理で補正すればあまり問題はなさそうです。

このレンズは、28mmスタートとレンズ内手ブレ補正が無いことを許容できる人には、非常に良い選択肢になりそうですね。