シグマはfpに合うコンパクトなレンズ群の開発を進めている

GIZMODO に、シグマの山木和人社長の主にSIGMA fpに関するインタビューが掲載されています。

「SIGMA fpという挑戦」はうまくいったのですか?

  • (SIGMA fpをどんな風に構想していったのか?)
    当社が「ふつうのカメラ」を作っても売れない。DNAというと大げさかもしれないが、「他社ができないことを敢えてやりたい」という意識がある。
  • (SIGMA fpはセンサーがFoveon X3ではなく、ベイヤーだ)
    出張鞄に入れられるカメラでフルサイズとなると、当然ベイヤーかなという感じ。小さな筐体にはフルサイズのFoveonセンサーは入らない。画像処理が非常に重く基板が大きくなり、dpシリーズのように横長になってしまう。
  • (SIGMA fpを発売してからどのような感触だったのか?)
    写真家やシネマトグラファーといったプロにも安心して使っていただけるギア」を目標としてやってきた。そうしたカメラとしてはある程度成功したと思う。新しいモノに敏感に反応される方の支持は予想以上だった。
  • (SIGMA fpについては満足しているのか?)
    点数で言うと50点くらい。カメラ自体はいいが、あとはレンズ。SIGMA fpに合うコンパクトなレンズをもう少し増やさないと、世界観が成立しない。それに関してはいろいろと開発を進行中で、いずれSIGMA fpに合うものが出てくると認識していただいてかまわない。カメラそのものも発展させていきたいなとは思う。

 

SIGMA fp はマップカメラやヨドバシカメラのランキングでもよく上位に入っていて、なかなか好調という印象です。fpに合うコンパクトなレンズ群の開発を進めているということなので、これらのレンズが揃えば、fpの人気は更に高まるかもしれませんね。

Foveon機に関しては、基盤が大きくなり小さな筐体では不可能ということなので、小型軽量のfpとは異なるタイプのボディ(一眼レフスタイル?)になりそうですね。