- 縮小が進むデジカメ市場は、新型コロナウイルス感染症の流行で更なる追い打ちを受けた。販売数量が急減した市場は6月になって徐々に立ち直ってきたものの、過去2年と比べて市場の縮小は明らかであり、依然厳しい状況が続いていることがBCNランキングから明らかになった。
- レンズ一体型デジタルカメラ市場について、2020年2月時点で市場は半減に近い状態だったことが分かる。緊急事態宣言が発令された4月2週には「38.2」と指数が大きく低下。4月5週に直近3年で最低の「26.3」を記録したが、その後、緩やかに指数は回復。直近6月3週には「50.9」と、4月1週並みの指数となった。
- レンズ交換型においても、2月時点で指数は起点の6-7割で推移しており、過去2年に比べて販売数量は振るっていない。指数の大きな低下は4月から始まっており、4週には「26.1」と最も低い指数となった。5月は低水準な指数が続いたが、直近6月4週では「71.2」と、2月2週に次ぐ指数にまで戻っている。
- デジカメの販売数量は、徐々にコロナ以前の状態に戻りつつある。しかし、スマートフォンの普及によるデジカメ市場へのダメージは大きく残っている。カメラ業界は引き続き苦境に立たされていると言えるだろう。
デジタルカメラの販売は、6月4週には新型コロナ流行前の水準まで回復しているようで、思ったよりも回復は早かったという印象ですが、とは言え、6月4週でも前年と比べたら大幅な縮小で、大変厳しい状況にあるのは変わっていませんね。
朔
見てるだけで背筋が凍るようなグラフですね。
少しでもこれから回復してほしいです。
叢雲
あの疫病で正直、もうだめかと思ってましたが
少しでも回復してきているのは良かったです。
高千穂
カメラ業界だけではないと思いますが、厳しいですね。
悪いことにボーナスの査定前でしたから夏のボーナスが無事なのは、衛生用品の製造業と公務員の方くらいではないでしょうか。
何とか今年と来年を乗り切って欲しいですがデジカメ移行期のように業界の再編が起きることは避けられないのではないでしょうか。
YOSHI-P
iPhoneをはじめとしたスマートフォンが出る度、「カメラはこれ以上高性能化しなくていい」というコメントが見られるほど、大多数のユーザーは“スマホのカメラですら超高画質になっている”という認識です。
私の友人も「ファインダーを覗くより液晶を見た方が分かりやすい」と言っているので、今後も“カメラ専用機”は厳しいでしょうね。
R2-CO2
レンズ一体型はやはり厳しいですね。
中華スマホカメラの進化がエゲつないので世界的な売上はますます厳しくなっていくでしょう。
将来的にはライカのような趣味嗜好に突出したマニア向け高額カメラと、プロの仕事業務向け高額カメラしか残らなさそうですね。
ただスマホカメラ業界?はますます賑わっていきそうですが。
デンサバ
各社から力の入った新機種が出るのって今年来年くらいがピークなんでは
まさやん
今年は、カメラを必要とするイベントがほぼゼロで、観光も出来ない、はっきり言ってカメラを必要としない、それどころではない状態が続いています。今はようやく観光が出来つつある状況で、立ち直りの兆しが見えてきた中、もし今度コロナ2波が来たら、もう乗り切れないメーカーも出てくるのではないでしょうか。恐ろしいです。
ジェラ
どう受け取るべきなのか正直微妙な数値ですよね。
自粛中に売れないのは理由もハッキリしていたので当然ですが、だとするならその長い自粛反動でもう少し売れても良さそうなものだし、でないとごっそりその期間の売り上げが無くなった事になります。
このまま行くとやはり今年は記録的な販売減になりそうです。
この辺は財政的にカメラに回す余裕が無くなった事が含まれてますから仕方ないですね。
ただ、この業界自体がコロナが無くても毎年下げている状態ですから、それ考えれば戻してきていると考えるべきなのかな。
いずれにしても厳しい状況なのは確かみたいです。
でめ
デジタル一眼・エントリー機の購入目的の半数以上が、
子供をはじめ家族の成長記録かと思っています。
普段はスマホで十分でも、学芸会や運動会は
どうしても望遠付きが欲しくなります。
しかし、その学校行事が軒並み中止になっています。
中止でないにしろ、親は参観禁止とか。
これでは、デジタル一眼の需要は落ち込むばかり。
普段の旅行や赤ちゃんの成長などでさえ、望遠以外なら、
スマホで何とか撮れて記録できる時代。
この先、デジカメ市場は厳しい状況が続くかと思っています。
もちろん、各メーカーとも、この苦境を乗り切って欲しいと願っています。
プーアル
コロナショック、おまけにスマートフォンの性能があがりすぎました。
その上がりすぎたスマホのカメラ性能は、まだまだ進化の過程にあります。
なにより、スマホメーカーの研究開発費は桁が二つ違いますからね。
もちろんその全てがカメラに向けられるわけでは当然ありませんが、カメラ本体、およびソフトウェアにかける開発力が違うのでしょう。
イノベーションのジレンマをリアルタイムで見ていることを痛感します。
to
普及価格帯のスマホに200mmまでのズームが搭載されるようになったら、ほとんどの人が一眼を必要としなくなるでしょうね。そこへ向けてフォーマットやラインナップ、果てはメーカーの淘汰が進むのは避けられないと思います。
yam
6月の数字は、本来4月に買う予定だった人が6月になって買っている可能性もあるので、「コロナ以前に戻った」かどうかは、これから試されそう。
どちらにせよ、多くのユーザーは、既に自分が持っているカメラで足りていると思うので、なかなか出口が見えないなあ。
んじゃめな
残念ながら、これからもデジカメ市場は小さくなり続けるのでしょうね。。。
カメラメーカーの戦略ミスは、同時期にフルサイズデジタル一眼を投入しておきながら、各社で異なるマウントを採用したことでしょう。お互いにシェアを食い合うような市場はもうないのだから、マウントを統一して各社で共闘すべきだったのでは?
シュワシュワ
厳しい情勢ですよね。
でも僕はカメラ業界全体が自らシュリンクしていく方向を採ってきたと感じます。
スマホとの差別化として画質や操作性、撮る喜びといったところを打ち出していたと思いますが、完全にプロやハイアマ向けでしかない進化の方向性で、一般人はどんどんついていけないようになっているのではないでしょうか?
・一番差別化したかったであろう画質においては単純に撮った場合でも大抵の人はスマホで満足できて
・スマホの方が圧倒的に携帯性が良くて
・圧倒的に簡単で
・数多のアプリでリアルタイムに様々なエフェクトをかけられて
・すぐにシェアできる
と言う具合に大抵の人には写真体験としてもうスマホの方が上なんですよね。
僕らみたいに道具を操ることに喜びを感じたり、子細なところにこだわる層は喜ぶ進化をしていますが、このままの方向性では市場が再び広がることはないだろうなと思います。
もちろん盛り上がって欲しいと思ってますが、じゃあどうすりゃいいんだよ?と訊かれたら…どうすりゃいいんでしょうねぇ…?
23
スマホカメラの性能が上がってきたのも理由だとは思いますが、スマホのお値段も影響してそうな気がしてます。
スマホのお値段エントリー機くらいする上に数年で買い替えサイクルがあるとなかなか最初の一台のカメラ買う予算つくるのに抵抗が…とかありそうで。
通信費もかさみますし趣味予算を圧迫してそうなんですよね。
朔
〉シュワシュワさん
あくまでスマホの弱点からの話にしかなりませんが
莫大な容量と電力を消費する動画撮影が今のところの逃げ道だとは思います。
現にSONYとパナソニックはブイロガー向け製品に力を注ぎ始めました。
そもそもCanon5Dmk2のころからこの流れはありましたし。
数年もすれば、若い子にとってデジタル一眼スタイルは動画を撮る機械の象徴になるやもしれません。
あとはデザイン性とかなんですかね?
ただの板からイマイチデザイン性を発展できないスマホは、その見た目が飽きられる傾向にあります。
オシャレなものを持ちたい、カッコいいものを使いたい。
そういう欲求を刺激して応えていくこともカメラメーカーが力を入れなければならないところだと思います。(まぁそれを結構実行してきたオリンパスが売られてしまいましたが。。)
リィン
今のカメラ市場が再び再浮上するには、かつてのガラケーからスマホが誕生したときのようなイノベーションが必要だと思います。
スマホのカメラの進化については、複眼化という形で一眼にはない進化の仕方をしています。
センサーサイズについても豆粒程だったのものが、今や1インチセンサーに近い段階まで来ています。
高度なAI技術も何もかもがカメラ単体より性能が上で、画面もキレイ、こんな状況下でいくらカメラの性能をあげようがもう得られる体験はスマホを上回れません。
今の日本企業には発想の転換と革新性が何より必要だと思います。
どりゃー
外出自粛となるとアウトドア専門用途の防水カメラが壊滅してしまいます。
CIPAの統計には表れないでしょが、アクションカメラも甚大なダメージに晒されていると思います。
イベント自粛でチェキでの撮影も減ってしまっていることでしょう。
困難はまだまだ長引きそうなのがツライところですね。
photon
今は世界の多くのホテルでWifiが入りましたが、その日撮った写真をサクサクとクラウドにアップできるほどではないので、その点でもスマホの方が便利ですし、何もしなくてもジオタグもついてきます。また複眼化で、焦点距離を同じにして少し誤差を修正するような演算をして合成すれば、フォベオンやピクセルシフトと同じようなことがワンショットでできると思いますので、その場合は「スマホにしては画質がよい」ではなく、少なくとも色や立体感に関しては「スマホの方が画質がよい」ということにもなりうると思います。
また自分の視神経の延長として1つのレンズを向けて被写体を「シュート」する発想がカメラ専用機でさえ最近は崩れてように感じます。もっと「写す(映す、移す)」「写る(映る)」になっていくような...。ハッセルもそうだったと思いますが、もともと記録用だったものも、その後新しいアートの装置にもなりうるという点で、スマホやパソコンのカメラ、果てはドラレコや監視カメラでさえ、人々の強烈なアレルギーを引き起こしつつ、映像文化の中に取り込まれていくのでは?(ドラレコや監視カメラ撮影だけの映画なんか面白そう)。表現という面では、スマホはその一角をなすのかもしれませんね。
よっしー
大まかに区分してコンパクトデジカメ・エントリータイプレンズ交換式デジカメの課題と中級以上のレンズ交換式デジカメの課題とは違う面があるように思います。
前者はスマホと直接バッティングするポジションにいますが、いろいろな方が指摘されているスマホの優位性に加え、写真を見る機能もスマホの方が優れています。デジカメの背面液晶はおおむね3インチ100万画素程度であるのに対し、スマホは6インチ程度の液晶が主です。写真を紙で見るより画面で見ることが主になっている今の時代、撮った写真を見る道具としてもスマホの方が圧倒的にデジカメより優れていると思います。もっとも、大画面背面液晶付きデジカメでは、うまく工夫しないと操作性が犠牲になりそうです。
一方、中級以上のデジカメの場合、デジカメの機能向上が一定の段階に達し、買い替えニーズが落ちていることも考えられます。撮るもの(被写体)は変わらないのですから、画質やAFなどカメラの機能はすでに利用者が必要とする水準に、完全ではなくてもかなり近づいていると感じています。であれば、これからの中・上級カメラは、台数がそれほど伸びなくても採算が確保されるような体制づくりができるか、あるいは他にまねのできない機能を備えたカメラorレンズを提供できる企業が生き残ることになるのでしょうか。
タコりん
春の卒業、入学シーズン、夏の花火大会自粛、修学旅行自粛、
秋の運動会の自粛、スポーツ大会の自粛等、自粛のオンパレードで
カメラ購入動機は皆無と言っていい状況で、盛り返してきたのは
ある意味信じがたい状況な気もします。
各社、エントリー機種をリリースしそうですが、それが
裏目に出なければ良いのですが....
ファミリーカメラマン
新型コロナによる感染爆発が何とか回避され、緊急事態宣言や地域の移動等も解除されたとはいえ、近々再び感染者が増加している状態を見ると明るく積極的に外出しようという気持ちになれません。この何ヶ月かはデジカメ撮影はしていません(スマホ除く)。
旅行へ行って景色等撮影したいですが、東京都在住で新宿も遠くないため、旅行先の方々に迷惑をかけられないので、気にし過ぎかもしれませんが、いろいろ動き回ることにはどうも抵抗があります。
この状況だとデジカメは売れないと思います。
状況が改善するように祈っています。
光
画質ばかり追い求めてるのはどうでしょうか。テレビで4kがそれほど普及しないのは消費者が求めてるとこではないからかと。もうテレビは十分だし、コンテンツ(中身)が面白くないのです。だからテレビ自体必要ない。
カメラも画質はもう十分です。消費者はそこは求めていない。それよりも一眼レフなら動体、高感度、望遠力。スマホとの違いはそこなので、そこを強化。
後はコンテンツですね。一眼レフは使ってできること、場所の提供などが必要かと。
杉板
六月に売り上げが回復したのは給付金や補助金のおかげだと思いますよ。ぼくは今後の事考えるとグッとこらえてますけど。一台買いたい…