タムロンは富士フイルム用のレンズの発売は計画していない

Photo Rumors に、最近行われたタムロンのプレゼンテーションの内容のまとめが掲載されています。

there will be no Tamron lenses for Fuji due to low demand

  • ソニーはタムロンの株を12%所有している。
  • 新型コロナの外出禁止期間の間、最も売れたレンズはタムロンの150-600mm(キヤノンとニコン用)で、ユーザーは、このレンズで窓から外を撮影していた。これはタムロンに驚きを持って受け止められ、多くの販売店でこのレンズの在庫がなくなった。
  • 40周年記念レンズの35mm F1.4 は、これまでのタムロンのレンズで最高のクオリティだ。
  • 富士フイルムのレンズは、ワールドワイドの需要が少なく、開発のもとを取るのに十分ではないため登場しないだろう。
  • タムロンの製造は、週7日、年52週体制で行われている。
  • タムロンは、北米では今年合計で5本のミラーレス用レンズを発売する。
  • タムロンは、まだVIPクラブを提供している。
  • (Nikon Rumorsのコメント)タムロンはZマウント用のミラーレス用レンズをリリースすると噂されており、タムロンの社員が動画の中でこれを認めたが、Nikon Rumors がこれを伝えると、直後に動画は削除された。

 

富士フイルムは最近Xマウントの仕様をオープンにしており、トキナーがXマウントレンズの開発を発表していますが、残念ながらタムロンは、現時点ではXマウントのレンズをリリースする計画は無いようです。

理由は、開発費をペイするだけの十分な需要が見込めないということなので、将来、富士フイルムのシェアがもっと上がってくれば、再検討されるのかもしれませんね。

ニコンZマウントのレンズに関しては、以前にタムロンの社員が開発を認める発言をしていたので、製品化を期待したいところです。