2020年9月のミラーレスカメラの販売台数は年初の水準まで回復

BCN+Rに、ミラーレスカメラの9月の販売状況と、機種別の販売台数ランキングが掲載されています。

ミラーレス販売が年初の水準に

  • 「BCNランキング」によると、9月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数は年初(2020年1月)の水準に戻った。ここ数年でもっとも数字が落ちた4月と比較すると2.6倍の販売台数を記録した。 ただ年初の数字に戻したとはいえ、カメラ市場が苦境を脱したとは言えない。上半期に落ち込んでいた穴埋めと考えれば元の水準に戻るだけでは不足している。
  • メーカー別の販売台数シェアを週次で追うと、ソニー、オリンパス、キヤノンが抜きつ抜かれつの接戦を繰り広げているのが分かる。9月に入ってからはソニーが頭一つ抜けている。

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  • シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、メーカーシェア上昇に貢献したソニーの主力「α6400」が首位を奪還。ここ数カ月はキヤノン「EOS Kiss M」とオリンパス「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」にトップを譲っていたが、今回は僅差で制した。

bcn_mirrorless_rank_202010(09)_001.jpg日本のミラーレスカメラの販売はコロナ禍前の状況まで回復したようですが、これまで落ち込んでいた分を取り返せるほどではないようです。とは言え、最悪の状況は脱しましたね。

機種別のランキングでは、ソニーα6400が首位を奪取していて、キヤノンのEOS Kiss Mは売れてはいるもののモデル末期ということもあって以前のような強さは見られませんね。

Kiss M2やX-S10などの新型機が登場しているので、今後のランキングでは大きな動きがあるかもしれません。

[追記] BCNランキングの画像が2020年10月となっていますが、9月の間違いだと思います。