フォトキナの運営組織であるケルンメッセが、フォトキナの無期限の開催休止を発表しています。
・Photokina is cancelled indefinitely(DPR)
- フォトキナはイメージング市場の縮小のため、ケルンを拠点に開催していたイベントを無期限で休止することを発表した。主催企業であるケルンメッセのジェラルド・ボース氏は次のように述べている。
「残念ながら、現在の写真業界はイメージングの国際見本市を開催できる状況にない。70年の歴史を共にしてきた我々にとって、このハードカットは非常に困難なことだった。親密な関係を築いてきた業界のこの流れを目の当たりにすることは、我々にとって非常に辛いことだが、我々はこの状況と向き合って、フォトキナを継続しないという明確な決定をした」
フォトキナを無期限に休止するという決定は、ケルンメッセがドイツの写真産業協会と緊密に連携して行ったもので、プレスリリースのタイトルにある「追って通知があるまで停止する」が1950年から続く写真ショーとの別れであることは明らかだ。
歴史のあるフォトキナが終了してしまうとは驚きですが、カメラ市場の縮小と新型コロナウィルスのダブルパンチで、どうにもならない状況になってしまったのかもしれませんね。来年はCP+は開催されるようなので、フォトキナがなくなってしまった分、こちらは盛り上がって欲しいものです。
お茶
まさか70年の歴史が終わってしまうとは。
コロナの影響がここまであるとは最初思っていなかった。
abc
カメラ雑誌が休刊したり、カメラメーカーが赤字額を膨らませ、売却されたり、業界そのものにネガティブな情報が続きますね。。
Hiro
まあ元々ドイツにメーカーが花盛りの頃に始まったショーで、今やドイツのメーカー自体、ドイツ人にすら全く縁のない特殊なモノになってしまって久しいという事情も有るでしょうね!
k.kazu
ニコン、オリ、ライカ、フジがフォトキナ不参加を表明してたし、
カメラメーカーとの不和も原因なんじゃないかな。
KYOTOユーザー
残念ですが今後は各社がネット媒体等を使ったそれぞれ独自のマーケティングをしていくことが自然な流れのように思います。また「フォト」に限ることなく映像などと合わさったマルチな分野に広がっていくんでしょうね。
to
スマホの普及で機材へのこだわりが無くなり、SNSを介して画像で写真のやりとりが行われて、従来のカメラ市場の大幅な縮小が食い止められなくなったと関係者が述べていますね。
近年ではドイツで開催する必然性が薄れてたとはいえ、中小メーカーにとっては貴重な宣伝の場が無くなってますます厳しくなりそうです。オンラインで個々に発表・営業していてもなかなか陽の目は見ないですから。業界の衰退を感じずにはいられません。
wow
デジカメによって膨れ上がった規模を今更元には戻せないのでしょうし、今はこういった見本市に頼らなくてもネット等による情報発信がありますから終了も致し方ないですね。
anyu
動画分野の動きも鑑みると、今後はCESに吸収されるなどの流れが自然かもしれませんね。
ジェラ
コロナが丁度重なった形だけど、それがなくてもこの手の大規模イベントは無くなっていく方向にあると思います。
お祭りにはお金がかかりますから。
参加メーカーが減っているのもこの厳しい時代にあって費用対効果が見込めないからで、今後さらにそうなっていくのが確実。
広告もどんどんWebにシフトしていますし、メーカーのマーケティングも既にWeb中心ですから時代の流れでしすね。
ob
CP+も10年後には無くなっていそうな気がします
カメラメーカー各社に危機感が感じられません。
全日本オーディオフェアも、1950年代~2000年前後まで
大々的に開催されていましたが
オーディオ機器が一部のマニアの物になっていくに連れて衰退していき
それに連れて規模も縮小していきました。
カメラもスマホに押されて一部のマニアの物へとシフトしつつありますし
カメラの展示会はこれから大変だろうなと思います。
あたご
カメラ機材の展示会は発表の場としてネットが充実してきたので難しくなっていくかもですね。ソニー、フジ、PENTAXと、開発の思いやストーリーを出したうまい発表をしている企業も増えてきましたし。
これからのお祭りは、swsxのようなテクノロジーと人、あるいは、作品と人にフォーカスしたり、サブ展示としてなかなかまとめて見ることが難しい機材の周辺機器を集めたような展示会を併設するのが良い気がします。
qwe
新製品のことはネットで知ることができますが、
CP+はメーカーの開発者の人と会話ができる貴重な機会なので、できれば続いてほしいと願っています。
どりゃー
ドイツと日本がずっとずっと覇権を握っていた映像産業も大きく変革してしまったので仕方ないですね。
コダックでさえ8年も前に破綻していますし。
でも日独メーカーが供給するリッチな制作機材であるという地位は永く保っていってほしいです。
たーちゃん
高画質の動画市場を上手く取り込んだ企業が生き残り、市場自体も幅を広げる形で発展できるといいですね。
f2er
残念ではありますが、カメラ業界でなくても業界の展示会というものはマーケティングの機会としての優先順位は下がってきていて、他の手法へ予算がシフトしている業界が多いのではないでしょうか。
スナッキー
コロナはやめる口実でしかなかったように思います。
会場が日本の比でないくらいに大きい。「街ひとつが展示場だ」なんて話を聞いてましたからコスト高だったんでしょうね。
残念な事ですがこの出来事が引き金で業界が意気消沈なんて事にならないといいなと思います。
堪えどころですね。
ヒトマ
カメラ業界とは直接関係ないかもしれませんが、こういった大規模見本市が開催されないということは会場となる展示場はもちろん周辺宿泊施設や交通機関など周辺産業全てに影響が出るんですよね。
仮に優れたワクチンによってコロナが収束に向かっても、このネット全盛の時代に一度始まったこの流れは止められないような気がします。
Mスクエア
スマホによって単独カメラの存在の終わりが始まり、そしてこのような大規模イベントも終わっていくと いよいよカメラ業界のとどめを刺されるのか?と思ってしまいます。
写真を撮る人口が圧倒的に増え、より多くの決定的瞬間の写真が世間で見られるようになりましたが、まだまだ、スマホでは撮れない写真もあります。
本当にカメラが一部の人のニッチな商品にならない事を祈っています。
英國紳士
5年くらい前までは噂関連もインフルエンサーの情報で「そのカメラ(レンズ、カムコーダ)はフォトキナ(CP+等ほかのイベントも)の〇週間前に発表されるだろう」とかありましたが、ここ数年でイベント事に合わせた商品発表も少なくなったように思えます。
さらに今年はコロナの影響もカメラショーは事実上ありませんでしたが、いくつかのメーカー側はそういった事をしなくとも、より宣伝効果が高く多くの人に触れられる手法を既に見出していました。
また、日本とドイツが優位だった映像関係は中国の台頭により安価かつ十分に使える品を、しかも中には日独両方よりも凌駕している商品を次々と開発し、ユーザーの手に渡っていっています。
これから展示会という形はどうなっていくのでしょうかね。
カメラメーカーの多くが日本企業だという事と中国市場に近いという地理的メリットからCP+だけは残っていきそうな感じはしますが、それでも厳しくなりそうですね。
M.T.H.
ただただ残念でしかありません。
CP+も当然厳しくなる一方ですが、フォトキナなき今CPには頑張って頂きたいですね。
ぽんた
カメラ業界だけでなくこういった海外で開催される展示会というのを肌で感じてみたかったのでとても残念です。
コロナがなかったとしてもとてもそれだけの為にドイツに自費で行くというのは清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要とは思いますが、カメラ好きとして「フォトキナ」を見る機会というのが失われたという事実が残念でなりません。
来年のCP+も開催予定になっていますが、第三波も来ていますしどうなるでしょうか。
各ブース入場制限や整理券方式ではあまり楽しめないと思いますし。。。