キヤノンが「RF50mm F1.8 STM」と「RF70-200mm F4 L IS USM」を正式発表

キヤノンが、EOS Rシリーズ用の標準単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」と望遠ズーム「RF70-200mm F4 L IS USM」を正式に発表しました。

標準単焦点レンズ"RF50mm F1.8 STM"を発売

  • キヤノンは、標準単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」を2020年12月下旬に発売する。
  • 開放F値1.8の明るい開放絞り値と7枚羽根の円形絞りにより、背景を円形で美しくぼかした描写を実現。また、最大撮影倍率0.25倍、最短撮影距離0.30mの近接撮影機能を備え、ボケ味を生かした撮影ができる。
  • 定評ある「EF50mm F1.8 STM」の光学設計を進化させながら、「RFマウント」の特長である大口径・ショートバックフォーカスを生かした5群6枚のレンズ構成を採用。加えて、非球面レンズを効果的に配置することで、全長約40.5mm、質量約160gの小型・軽量を実現。
  • ピント合わせと任意に割り当てたシャッター速度、絞り数値などを調整できる「フォーカス/コントロールリング」を搭載。

canon_rf50mmf18_of_001.jpg

望遠ズームレンズ"RF70-200mm F4 L IS USM"を発売

  • キヤノンは、プロ・ハイアマチュアユーザー向けの望遠ズームレンズ「RF70-200mm F4 L IS USM」を2020年12月下旬に発売する。
  • 「RFマウント」ならではの大口径・ショートバックフォーカスを生かし、カメラ側の撮像面近くに大口径レンズを配置して光学系を小型化。さらに、全長が変わるズームタイプの採用とメカ部材やレンズの効果的な配置等により、高画質を維持しながらも、大幅な小型・軽量化を実現。
  • 「UDレンズ」4枚を含む11群16枚の光学設計により、色にじみの原因となる色収差などを画面中心部から周辺部まで低減し、ズーム全域で高画質を実現。
  • フォーカスレンズとフローティングレンズの2つのレンズ群を、2つの超音波モーター「ナノUSM」で個別に駆動して制御する電子式フローティングフォーカス制御の採用により、近距離撮影時の画質を向上させ、ズーム全域で最短撮影距離0.6mを実現。
  • ボディー内手ブレ補正機構を搭載している機種との組み合わせで、カメラとレンズによる協調制御を実現。「EOS R5」装着時は、7.5段の手ブレ補正が可能です。また、ボディー内手ブレ補正機構を搭載していない「EOS R」装着時も5.0段の手ブレ補正が可能。

canon_rf70-200f4LIS_of_010.jpg最近よく話題になっていたキヤノンの2本のレンズが正式に発表されました。RF50mm F1.8 STMは軽量コンパクトなレンズで、近接性能も高いのでとても使いやすそうなレンズですね。非球面レンズが採用されているので、EF50mm F1.8 STMからの光学性能の改善も期待できそうです。

RF70-200mm F4L IS USMは全長119mm、重さ695グラムと、このクラスとしてはこれまでになかった非常にコンパクトなレンズで、標準ズーム感覚で持ち歩けそうですね。

価格は、北米では50mm F1.8が199ドル、RF70-200mm F4 L ISが1599ドルとなっています。

[追記] キヤノンオンラインショップでは、RF50mm F1.8 STMの価格は2万8600円、RF70-200mm F4L IS USMの価格が21万4500円(いずれも税込)となっています。