キヤノンの「35-135mm F2.8」「40-150mm F2.8」「30-110mm F2.8」の特許

Canon Newsで、キヤノンのEOS R用の大口径標準ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 35-135mm F2.8

  • この特許(2020-197600)は非常に珍しい焦点距離のズームで、とても興味をそそるものだ。この特許出願では、キヤノンは高性能ズームの設計を目指しているように見える。35-135mmをカバーするズームは、多くの単焦点レンズを置き換えることになるだろう。

    35-135mm F2.8
    焦点距離:35.39 69.00 132.93
    F値:2.85 2.85 2.85
    半画角:31.44 17.41 9.24
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):173.35 186.83 203.35
    バックフォーカス:17.95 27.32 34.01

    40-150mm F2.8
    焦点距離:40.06 69.00 147.97
    F値:2.85 2.85 2.85
    半画角:28.37 17.41 8.32
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで)173.35 191.43 218.30
    バックフォーカス:17.98 26.04 38.94

    30-110mm F2.8
    焦点距離:30.99 69.00 109.92
    F値:2.85 2.85 2.85
    半画角:34.92 17.41 11.13
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで)173.09 189.92 203.35
    バックフォーカス:17.95 28.25 33.97

canon_patent_2020-197600_001.jpg

実施例の3つのレンズは、やや望遠よりの大口径標準ズームで、他にはない興味深いスペックですね。汎用性なら30-110mm F2.8だと思いますが、40-150mm F2.8はポートレート用によさそうです。

中間の35-135mmは、初期のAFレンズでよく見かけたズーム域ですが、F2.8通しはこれまでに製品化されたことはありませんね。