DxOMarkに、ソニーのコンパクトなフルサイズミラーレス「α7C」のセンサースコアとレビューが掲載されています。
・Sony A7C Sensor review: Full-frame goodness in a compact body
α7C | α7III | α9II | S1 | Z6 | R6 | |
総合スコア | 95 | 96 | 93 | 95 | 95 | 90 |
色再現 | 25.0 | 25.0 | 25.0 | 25.2 | 25.3 | 24.2 |
ダイナミックレンジ | 14.7 | 14.7 | 14.0 | 14.5 | 14.3 | 14.3 |
高感度 | 3407 | 3730 | 3434 | 3333 | 3299 | 3394 |
- α7CのDxOMarkのセンサースコアは95で、これはフルサイズセンサーで17位、ソニー製カメラでは7位だ。全体としてα7CのBSI CMOSセンサーは、低ノイズで色再現とダイナミックレンジに優れたバランスが取れた性能で、競争力がある。
- α7Cのセンサーは、α7 III は当然として、Z6やS1で使用されている同クラスのセンサーともほぼ同じ性能だ。α9 II の積層型センサーはダイナミックレンジでα7Cよりも劣っている。EOS R6との比較では、低感度ではα7Cが少し優れているが高感度ではあまり変わらない。EOS R5のセンサーとは全体的に同程度の性能だ。
- α7CのBSI CMOSは非常に高性能で、α7 III やα9 IIとほとんど変わらない性能だ。このセンサーは低感度と高感度のダイナミックレンジのバランスが取れており、色再現についても同様だ。α7Cのレンジファインダースタイルのボディは、ストリートフォトグラファーにもアピールするはずだ。
ソニーの24MP BSIセンサーは、登場から少し時間が経っていますが、今でもトップクラスの申し分のない性能ですね。
α7Cはα7 III と同じセンサーのはずですが、DxOでは高感度のスコアで300ほど差がついていて、総合スコアではα7 III よりも1低いという結果になっています。とは言え、これは実写の画質で差が出るほどの違いではなく、全く問題はなさそうです。
to
絵作りの点を除けば比較表にある6機種は実写では見分けがつかなさそうです。現方式では画質はすでに頭打ちで、今後は読み出し速度向上ぐらいしか進化の余地がないかもしれませんね。
8K動画を搭載しないなら画素数も2400万で十分な気もしますし、三層センサーや有機センサーを大手が採用しないかぎり大幅な画質向上は当分ないかも。
ぽち
好感度とダイナミックレンジにおいて、そろそろ発売から3年になるα7iiiがトップクラスに居続けてるのがスゴいですね。
コンパクト機にそのセンサーを採用できたのもそのアドバンテージがあったからでしょう。
性能に妥協なくコンパクトにしたα7Cホントに魅力ある製品だと改めて思った。
abc
α7cとα7Ⅲを比較すると機能的な面は細かく違えどセンサー面ではほぼ同等ですね。この傾向が2,3年後も変わらないようでしたらその他の面でプラスアルファがないと差別化が難しくなり、今後デジカメ市場はさらに厳しくなるかもしれないと思います。
マスター
実際は、イメージセンサのデータにデジタル的な処理が高度化して随分良くなったとは思いますが、ここに出てこない要素で、安いレンズやサードパーティや古めのレンズを使うと、センサー前のガラスの差とかボックスの差などで、周辺が荒れやすかったりそういうところの差が大きくなってきていると思います。
総合力という点で、ソニーの機種が良いのはなんとなく実感しますが、ちょっと癖のあるレンズを使うとその他のボディがグッと良くなったり、ここの数値と、最高のレンズで撮れるわけではない私の環境でのイメージが異なるのがとても面白いです。