CIPAが、2020年10月分のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2020年10月のデジカメの出荷数量は前年同月比で77.2%(金額ベースで95.1%)で、金額ベースでは前年並みまで回復してきました。数量ベースと金額ベースの差が大きいので、単価の高いカメラがよく売れているようですね。
カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で63.7%(金額ベースで72.7%)と、引き続き低調ですが、レンズ交換式は86.4%(金額ベースで100.5%)と、金額ベースではわずかですが前年を超える数字となっています。
レンズ交換式のうち、一眼レフは前年同月比で79.0%(金額ベースでは78.0%)で、先月の53.4%からはだいぶ回復しています。ミラーレスは93.6%(金額ベースで111.9%)で、先月に続いて金額ベースでは前年を大きく上回っています。
一眼レフの総出荷は約33.9万台、ミラーレスは41.6万台で台数ベースではまだ一眼レフは健闘していますが、金額ベースで見るとミラーレスが約3倍で、一眼レフが強いヨーロッパでさえ約2倍の大差がついているようです。
管理人
daruzoさんへ
ご指摘ありがとうございます。画像を修正しました。
arata
レフ機の最後の砦だったヨーロッパでもミラーレスが優勢ですか。
これも時代の流れなんでしょうね。
ジェラ
ガラケーとスマホのシェア統計などでもそうでしたが、こういった同ジャンル内でのシェア争いの場合、ギリギリのところで少しせめぎ合ってからその後に一気に差が開いていくんですよね。
次々と周りがスマホになっていってガラケーがあっという間に珍しくなりましたからね。
周りがドンドン乗り換えてる、取り残されてるんじゃ?という心理的な効果も生まれて来るので。
まぁカメラは多くの場合趣味のもので買い替えサイクルも速くないのでそこまでではないと思いますが、でも今がそんな時期だと思います。
カメラも今や殆どのメーカーがミラーレスにリソース全振りですし、ユーザーにも今後の主流と方向性がハッキリとしたので、安心して移行できる時期になったがまさに今かと。
tanita
一応まだ一眼は動き物に強いってメリットあるしいきなりガクっとシェアが動くとは思わないですが
ニコンキヤノンがミラーレスに全力で、経営的にも一眼に回す余力無いだろうからレンズが出なくなりボディも出なくなってシェアもゆっくり減っていくんでしょうね
ぽち
レンズ交換式の回復の仕方が大きいですね。
これは来年の3月待たずに 前年同月比プラスもあるのでは。
ハイエンドミラーレスはそろそろ下げ止まり感もほしい時期です。