ソニーが「α1」(ILCE-1)を正式発表

ソニーが、50MPセンサーを搭載した高速連写機「α1」を正式に発表しました。

デジタル一眼レフカメラα1(ソニー公式サイト)

  • α1 ILCE-1 3月19日発売予定。2021年2月2日10時より予約販売開始。価格はオープン。
  • 5010万画素 BSI 積層型CMOSセンサー
  • 従来の最大8倍高速な画像処理エンジン「BIONS XR」

  • 連写は30コマ/秒で、AE/AF追従、ブラックアウトフリー
  • クラス最高の944万ドット有機EL EVF、倍率0.9倍、リフレッシュレートは240fps
  • 手ブレ補正はアルゴリズムを最適化し5.5段の補正効果を実現。動画用のアクティブモードに対応し、圧倒的に安定した動画撮影が可能に。

  • 動体歪みを極限まで抑えるアンチディストーションシャッター
  • 人偏、動物、鳥に対応したリアルタイム瞳AF
  • フラッシュ同調1/400秒のデュアル駆動式シャッター

  • フルサイズの8.6Kオーバーサンプリングによる、8K動画
  • 4:2:0 10bitで4K 120pのハイフレームレート動画記録、全画素読み出し4K、ダイナミックレンジは15+ストップ、H.265対応、Intra記録、大幅や動体歪み軽減
  • 動画の長時間連続録画をサポートするため、設計を徹底的に見直し、効率的な放熱構造を実現。小型ボディを維持しつつ、カメラ本体内の温度上昇を抑制。30分の8K30p、4:2:0 10bit記録が可能。

  • Wi-Fi 802.11ac 2×2 MIMOに対応し、業界トップクラスの転送速度を実現
  • 1000BASE-Tに対応した有線LAN端子や、SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2)対応のUSB Type-C(R)端子を搭載
  • 従来の圧縮RAW、非圧縮RAWに加え、ロスレス圧縮方式に対応。非圧縮RAWと比較して同等の画質で、ファイルサイズを50-80%に削減。

  • メモリカードはCFexpress TypeAとSDXCに対応したデュアルスロット。
  • フリッカーフリー
  • 大きさ:128.9 x 96.9 x 80.8mm、重さ737グラム(バッテリーメモリカード込)

sony_A1_of_001.jpg

ソニーの新型機「α1」は50MPの高画素と30コマ/秒の高速連写を備えた、Eマウントのフラッグシップモデルで、ここに来てミラーレスカメラがまた大きく進化したという印象です。

これだけの性能を、従来のα7/9シリーズとほとんど変わらない大きさで実現しているのは素晴らしいですね。特にこのサイズで8K30p 10bitの動画を30分撮れるのは驚きです。フラッシュ同調1/400秒のデュアル駆動式シャッターもすごいですね。

α1は50MPの高画素機なのでスポーツだけでなく、風景や静物などジャンルを選ばずに活躍してくれそうです。

ただ、価格は北米のB&Hで6498ドル(国内の予想価格は税込90万円)と、従来のα7/α9シリーズよりもかなり高く、ニコンやキヤノンのフラッグシップ機を超える価格設定になっているようです。