2021年のメーカー各社の新製品の予想

DPReviewTVで、クリス氏とジョーダン氏が2021年の各社の新製品の予想と要望を語っている動画が公開されています。

DPReview TV: We share our 2021 predictions

  • キヤノン:RFマウントのミラーレスを拡張する。高価なRFレンズは基本的なものは揃ったので、600mm F11、600mm F11、85mm F2のような安価なレンズが出るだろう。
  • Z5に対抗するEOS RP後継機が必要だ。RP後継機はEOS Rのセンサーかもしれないが、R6のセンサーの採用に期待している。
  • EF-MマウントはEOS M5 Mark II のような機種が登場するならまだ続くと思うが、そうでなければEOS Mシステムは終了し、RFのみになると思う。

  • ペンタックス:K-3 III が登場するのは分かっている。今年は規模を縮小し始めるかもしれない。最近の多くのレンズがOEMなので、APS-C機を出すならシグマ18-35mm F1.8や50-100mm F1.8のようなAPS-Cレンズのペンタ版を出すのは理に適っていると思う。

  • 富士フイルム:動画で飛躍する年になる。X-T4には無いヘッドホン端子を搭載しオーバーヒートに強いX-H2が登場する。GFX100のセンサーを搭載したより小型でより安価なカメラが登場する。

  • ライカ:2020年に多くのカメラが登場したので、2021年に多くのカメラが登場するとは思わない。ファームウェアのアップデートで動画分野で大きな進化があると思う。

  • ニコン:D870やD880のような高画素で高性能なライブビュー機能を搭載した一眼レフのハイエンドモデルが登場すると思う。
  • Zマウントのスポーツ撮影用のカメラが登場する。正直、多くの点でD6は1D X Mark III にかなり差をつけられているので、それを取り戻すために真にパワフルなZマウントフラッグシップ機が登場すると思う。
  • Z二桁シリーズのAPS-Cミラーレスカメラは、DXレンズも3本しかなく、残念だが目立たないように静かに消えていくと予想している。これ以上ZのAPS-Cカメラが登場するとは思わない。

  • シグマ:スチル向けのカメラを出すと思うが、気になることはFoveonが採用されるのかということだ。また、一眼レフ用ArtレンズのDG DNバージョンの多くのレンズが登場する。

  • オリンパス:JIPに買収され、私の予想は残念ながら少々悲観的だ。新型ボディは登場しないだろう。オリンパスブランドは少しずつ衰えていくと思う。私の予想が間違っているといいのだが。

  • パナソニック:フルサイズに注力しているが、2021年はm4/3に戻ってきて、GH6が登場すると思う。GH6に8Kセンサーを期待する声もあるが、α7S III のようなハイクオリティな超高速読み出しの4Kセンサーが理に適っていると思う。m4/3用の10-25mm F1.7と組み合わせる40-100mm F1.7(またはF2)が欲しい。

  • ソニー:大物のα7 IVが登場する時期だ。α7 IVは非常にパワフルなカメラになると思う。新型センサーが採用されるだろう。α7S IIIの新しいメニューを期待する。
  • 高速読み出しの26MPセンサーを採用した、大型の本格的なAPS-Cカメラが登場しても不思議はないと思う。キットレンズのE16-50mmはもっと高性能なものにリニューアルされると思う。
  • GMシリーズのレンズのいくつかは古くなっているのでリニューアルされるだろう。24-70mmGMと70-200mmGMはアップデートが必要だ。
  • 小口径マウントを批判する人を黙らせるために、ソニーの技術を誇示する超大口径レンズが登場するかもしれない。

 

いつも毒舌の二人ですが、今回の予想は比較的控えめで無難なものという印象です。ただ、ZのAPS-Cカメラが消滅するという予想は、ニコンがAPS-Cレンズを更に拡充すると発言していたことを考えると、どうかという気もします。

あと、ソニーのAPS-Cのハイエンド機の登場を予想していますが、これは多くのソニーユーザーが期待している機種なのでぜひ実現して欲しいところですね。