CIPAが、2021年1月分のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2021年1月のデジカメの出荷数量は前年同月比で79.1%(金額ベースで99.0%)と、台数ベースでは市場縮小のトレンドは継続していますが、金額ベースではほぼ前年並みで、下げ止まっていますね。
カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で61.6%(金額ベースで71.6%)、レンズ交換式は93.3%(金額ベースで106.1%)で、レンズ一体型は引き続き大きく落ち込んでいますが、レンズ交換式は金額ベースでは4ヶ月連続前年超えと、ここ最近は好調ですね。
レンズ交換式のうち、一眼レフは前年同月比で84.5%(金額ベースでは73.2%)、ミラーレスは102.4%(金額ベースで128.3%)で、ミラーレスは台数ベースでも前年の数値を超えてきました。
また、一眼レフの総出荷は約19.2万台、ミラーレスは22.4万台で、台数ベースでは一眼レフとミラーレスの差は約1.17倍、金額ベースでは約2.6倍で、先月より差は縮まったもののやはりミラーレスの方がよく売れているようです。
ミヤコ
レンズ交換式、及び交換レンズはひとしきり下げ止まった感ありますね…
これからコロナが治まるにつれて売上も回復するといいのですが。
さいたま県民
どんどん高単価のカメラにシフトしてますね。
まあくん
根拠はないのですが、何となく、今年の前半くらいで、ニコンとキャノンの参入によるフルサイズミラーレスブームが一段落するような気がします。もちろん、一眼レフからミラーレスへの移行は続くと思うのですが、熱が覚めて、もう少し冷静に必要に応じて、自分に合ったカメラを必要な時期に買うというか。一眼レフで現状困っていない人は、無理せずもうしばらく使うとか、ほどほどの高画質でいい人はAPS-Cを選ぶとか。
カメラの購買単価の上昇も、永遠に続けられる訳でもないので、そろそろ落ち着くのではないでしょうか。
出荷数量はどうなるのか、今後の変化に注目です。
電脳仙人
カメラもレンズもどんどん高額になっていて、なんとなく売上で維持している状態かもしれませんが、長い目で見ると一部の人向けのお金の掛かる特殊な趣味の市場になってしまう流れですね。多くの新しくカメラを趣味にしたいと思う人達が金銭面で足切りにされてしまう市場になってしまったら、もっと市場は小さくなる気がします。
まあくん
連投失礼します。統計の中身をよく見て見ると、国内は台数ベースで一眼レフは53%、ミラーレスは62%なんですね。中国の台数増で全体が下げ止まっている構図です。ミラーレスは新製品ラッシュで、一眼レフは新製品が少ないことを考えると一眼レフもよく健闘しているような。金額では、国内は一眼レフ34%、ミラーレスも65%。海外は一眼レフ•ミラーレス両方で台数、金額とも前年越え。
増減の判断が難しいところですね。