ソニー「FE 50mm F2.5 G」はコンパクトだが光学性能は非常に優れている

DigitalCameraWorld に、ソニーの新しいコンパクトな標準単焦点レンズ「FE 50mm F2.5 G」のレビューが掲載されています。

Sony FE 50mm f/2.5 G review

  • α7シリーズは非常にコンパクトなフルサイズカメラだが、大きく重い多くのFEレンズとの組み合わせでは簡単にバランスが崩れる。50mm F2.5と他の2本の小さなサイズは、α7シリーズのカメラのバランスを完全に変えるもので、とても気に入っている。
  • 3本のGレンズはいずれも距離目盛りがない。距離目盛りは最近のミラーレス用のレンズでは採用されなくなっているようだが、被写界深度を使って作業したい人にとっては非常に残念だ。

  • AFモーターはデュアルリニアモーターで、AFは静かで速く滑らかに動作する。
  • このレンズは優れた近接性能で、持ち運びに便利なだけでなく、用途も幅広い。
  • (実写での)光学性能はFE40mm F2.5 Gよりも更に優れており、隅々まで切れ味鋭く、補正前のRAWでも歪曲は見られない。このレンズの隅々までのシャープさは本当に印象的だ。このレンズはコンパクトだが、光学性能は全く損なわれておらず非常に優れている。

  • ラボテスト(解像力):中央の解像力は、特にF2.8からF5.6の間ではセンセーショナルな値だが、40mm F2.5には及ばない。中間部と隅の解像力は40mm F2.5よりもかなり低いが、F5.6まで絞れば隅の解像力は非常に良好だ。

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  • ラボテスト(色収差):開放付近では少し大きくなるものの、実写では目立たないくらい低い値だ。F4まで絞ると色収差は無視できる値になる。これはとても素晴らしい結果だ。
  • ラボテスト(歪曲):スコア0.83のわずかな糸巻き型だが、ほとんどの状況で目立たない。

  • このレンズは驚くほど小さく、暗い分の価値はある。控えめな50mm F2.5のスペックとしてはかなり高価なレンズだが、一級品の光学性能で、クリック解除可能な絞りリングやデュアルリニアモーターのAFを採用していることを忘れないで欲しい。
  • 良い点:見事な画質、非常に小さく軽い、速く静かなAF、デクリック可能な絞りリング。
  • 悪い点:50mmとしては明るくない、距離目盛りが無い。

 

このサイトのレビューでは、24mm F2.8Gは「期待はずれ」というかなり厳しい評価でしたが、50mm F2.5 Gは打って変わって非常に高い評価になっています。

このレンズはラボテストでは40mm F2.5 Gに及ばないようですが、実写では40mm F2.5 Gを凌ぐ性能と評価されているのが興味深いところです。

ラボテストでは周辺部の解像力が少し低目に出ていますが、実写は隅までシャープでヌケがよく申し分のない性能という印象です。