キヤノンの「RF19mm F2.8 IS」の特許

Canon News で、キヤノンのRFマウント用の超広角単焦点レンズの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 19mm F2.8 IS

  • この特許出願(特開2021-067826)は、手ブレ補正を搭載した19mm F2.8を中心とした興味深い実施例が掲載されている。この特許では短い焦点距離のレンズに手ブレ補正を組み込むことを目的としていて、他にもいくつかの実施例が挙げられている。

    RF19mm F2.8 IS
    焦点距離: 19.50
    F値: 2.88
    半画角: 47.99
    像高: 21.65
    全長(前玉からセンサーまで): 96.33
    バックフォーカス: 18.34

    焦点距離: 19.29
    F値: 2.86
    半画角: 48.30
    像高: 21.65
    全長(前玉からセンサーまで): 96.59
    バックフォーカス: 18.43

  • 極めてバックフォーカスが短い次の実施例は、APS-C用なので、おそらくEF-Mのズームレンズ(EF-M10-20mm F4-5.6?)だろう。

    焦点距離: 10.83 13.48 20.68
    F値: 4.10 4.52 5.72
    半画角: 51.59 45.38 33.44
    像高: 13.66 13.66 13.66
    全長(前玉からセンサーまで): 89.25 86.77 88.08
    バックフォーカス: 9.86 13.53 23.58

canon_patent_2021067826_001.jpg

何日か前に紹介されていた20mm F1.8の特許はバックフォーカスがかなり短く、何に使うのかよく分からないものでしたが、今回の特許の19mm F2.8は適度なバックフォーカスで、RFマウントで全く問題なく使用できそうですね。

このクラスのレンズでは、ソニーのFE20mm F1.8が人気ですが、キヤノンは20mmの並単はF1.8ではなくF2.8にするのでしょうか。また、他の並単のようにマクロ機能が付くのかどうかも気になるところです。