photography Life に、解像力テストを元にしたニコンZ7 / Z7 II に推奨できるZレンズの一覧が掲載されています。
・Best Lenses for the Nikon Z7 / Z7 II(found via Nikon Rumors)
- Z7とZ7II の高解像度センサーを活かすには、適切なレンズを使用するのがベストだ。そうでなければ、代わりにZ6/Z6IIの使用を勧める。これらのレンズを評価に使った唯一の基準は、レンズの解像力がZ7/Z7IIの45MPを最大限に活かせるかどうかであることに注意してほしい。
- 大いに推奨する:Z 14-24mm f/2.8 S
Fマウント用のAF-S14-24mm f/2.8G と比べて、Z14-24mmはどの絞り値でも画面のすべての領域ではるかにシャープなレンズだ。望遠側に行くほど両者の性能差は大きくなる。 - 大いに推奨する:Z 24-70mm f/2.8 S
このレンズは、Zマウント機で利用できる他の24-70mmの性能を軽々と凌駕する驚くべき性能で、Fマウント用の高性能なAF-S24-70mm f/2.8Eでさえ同レベルではなく。また、市場に出回っている単焦点レンズの大部分も、このレンズには及ばない。 - 大いに推奨する:Z 70-200mm f/2.8 S
Z 24-70mm f/2.8 Sをも上回る解像力で、驚いたことに中央は解放時にピークの解像力だ。このレンズの解像力は、ズームではこれまで目にした最高の数値で、Fマウント用の70-200mm f/2.8をあらゆる点で凌駕している。 - 大いに推奨する:Z 20mm f/1.8 S
特に隅の解像力は、優秀なFマウント用のAF-S20mm f/1.8Gよりも高い。コマ収差が非常に少ない(Fマウント用よりはるかに少ない)ので天体用として最高のレンズの一つだ。 - 大いに推奨する:Z 24mm f/1.8 S
このレンズはZ 20mm f/1.8 Sよりは若干劣るが、45MPセンサーには十分な性能で、Fマウント用のAF-S24mm f/1.8Gを上回る性能だ。 - 大いに推奨する:Z 35mm f/1.8 S
f/1.8とf2では極めてシャープというわけではないが、f/2.8で劇的にシャープになり、これまでテストした35mmの中で最高の解像力になる。f/2.8以上ではZ7/Z7IIのセンサーの力を最大限に引き出せる。 - 大いに推奨する:Z 50mm f/1.8 S
これまでにテストしたレンズの中で最もシャープなレンズで、Z7/Z7IIに最適だ。 - 大いに推奨する:Z 50mm f/1.2 S
解像力はZ 50mm f/1.8とよく似ていて、大きさ重さや価格などの点ではf/1.8がより実用的だが、画質の点からはZ7/Z7IIに最適なレンズだ。 - 大いに推奨する:Z 58mm f/0.95 S
ここではまだテストしていないが、他のサイトのテストデータによると、50mm f/1.8 Sや50mm f/1.2 Sよりも少しシャープで、Z7シリーズに完全に適合するレンズだが、ほとんどの人は購入しないので関係ないだろう。 - 大いに推奨する:Z 85mm f/1.8 S
ほぼ完璧な性能のf/1.8 Sシリーズのレンズの中でも、隅の解像力はこのレンズが最も高く、均一性が高い。f/1.8シリーズのレンズはいずれのレンズもFマウントの同スペックのレンズよりもシャープで、かなりの差を付けている。 - 推奨する:Z 14-30mm f/4 S
絞っても隅の性能はそれほど素晴らしいものではなく、Z 14-24mm f/2.8 Sに後れを取っているが、全体的にはFマウントのAF-S14-24mm f/2.8 Sと同等の解像力だ。 - 推奨する:Z 24-70mm f/4 S
Fマウントの素晴らしい性能のAF-S 24-70mm f/2.8Eよりも解像力のバランスが良く、これはキットズームとしては驚くべき性能だ。しかし、Z 24-70mm f/2.8 Sやf/1.8の単焦点シリーズと同レベルではなく、特にズーム両端の隅は絞っても少し解像力が低い。 - 部分的に推奨:Z 24-50mm f/4-6.3とZ 24-200mm f/4-6.3
どちらのレンズも最悪にはほど遠いが、驚くほどの性能でもない。24MPセンサーのカメラならどちらのレンズでも問題ないが、Z7 / Z7II には不十分だ。これらのレンズは、解像力の点では他のZレンズには及ばない。 - 使用するべきではない:Z 16-50mm f/3.5-6.3 DXとZ 50-250mm f/4.5-5.6 DX
どちらのレンズもZ7 II では1.5倍にクロップされ、画質が大きく制限される。これらのレンズはZ50用だ。
Zレンズは、ほとんどのレンズが驚くほど高解像力で、Fマウントの高性能レンズと比べても格段に高性能化されていますね。
Z7 / Z7II の高解像度センサーに対応できないZレンズはほとんどないようですが、パンケーキズームの24-50mmと高倍率ズームの24-200mmは、Z7 / Z7II には少し力不足のようです。とは言え、利便性重視の場合はどちらも魅力的なレンズですね。
なお、元記事にはZ7シリーズに推奨できるFマウントレンズも掲載されていますが、長くなるので、これは別記事で取り上げたいと思います。
ニコンニコン
zにはずれなしは本当にいいです。好きな焦点距離のレンズを写りの面で妥協なく安心して買えるので好きです。新しいレンズがそろそろできないかな
hato
この記事で評価の低い24-200は、便利ズームとしては過去例がない図抜けた高性能ですよね。
A to Z
ニコンが気合を入れたレンズは素晴らしいと思うので、あとはボディですね。
VrMr
大三元も破格ですが、その中でもやはりZ 70-200mmSはばけものですね。
解像度だけでなく、手持ちの70-200mmに比べてもボケや諧調のつながりなど立体感が違っていた記憶があります。
Zファン
Z6とZ7の2台持ちですが、軽さを一番に求めてるんで、大三元セットはダメ。特に70~200Sの重量には驚きました。もう少し軽くしてほしかった…。
z6
70-200mmは本当にズームレンズかと思うくらいです。
ボディ側が追い付いていない感はいなめませんが、
昔はそんな便利な機能なくて撮ってましたんで、
出てくる絵で十分満足してます。
つよぽん
Z24-70f2.8、Z70-200f2.8、Z50f1.2を所有してますが、デカくてもいーわって思える画質です。レフ機時代に比べると本体の体積が小さいので、トータルでは小型軽量化されてます。
Z7ユーザー
「絞っても隅の性能はそれほど素晴らしいものではなく」
これが本当に14-30mm/f4の評価かなと思ったら
「全体的にはFマウントのAF-S14-24mm f/2.8 Sと同等の解像力」(笑)
とはいえ、Fマウントはもう使わない、と思っていた私の体感通りでもあります。
lk
便利ズーム以外は高画素に耐えうると行った事ですかね?
Fマウントと比べればZ6やキットレンズでも十分すぎる程収差が少ないので驚いています。日中の撮影ではほんとにすんなり撮れるので良いですが、瞳AFの食いつきや夜間やMFでの操作性がなかなか難しい場面が多いです。レンズの収差が無くピント合わせがしづらいとも感じた事がありZレンズのすばらしさに困ることもあります。
ちょっと二線ボケが多い気がするのでその辺りをうまくぼかしてほしいです。
レンズはホントに素晴らしいのですが残念なのは本体性能が追い付いていない事ですね。