大手販売店6店の2021年4月の販売ランキングでは一眼レフ部門で「K-3 Mark III」がトップ

PHILEWEBに、全国有力販売店の6店のデータによるデジタルカメラと交換レンズの4月の販売ランキングが掲載されています。

久々のデジ一眼新製品、ペンタックス「K-3 Mark III」が期待に応えて堂々の1位

  • ミラーレスカメラ:品薄状況が改善されたキヤノンの人気モデル「EOS R5」「EOS R6」の勢いが止まらない。3位以下に差をつけ、1位・2位の座をがっちりとキープ。

    - 1位 キヤノン「EOS R5」37(※末尾の数字は総合ポイント)
    - 2位 キヤノン「EOS R6」35
    - 3位 ソニー「ILCE-7M3(α7 III)」22
    - 4位 ソニー「ILCE-6400Y(α6400)」18
    - 4位 キヤノン「EOS Kiss M2 WZK」 18

  • デジタル一眼レフカメラ:一眼レフでは久々の新製品としてペンタックスから大きな話題を集めて登場した、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラのフラグシップモデルとして位置づけられた「K-3 Mark III」が売れ筋トップに立った。

    - 1位 ペンタックス「K-3 Mark III」40
    - 2位 キヤノン「EOS 90D」33
    - 3位 キヤノン「EOS Kiss X10・WZK」20
    - 3位 キヤノン「EOS Kiss X10i・WZK」20
    - 5位 ニコン「D6」16

  • 高級コンパクト(1/1.7インチ以上):今回も1位と安定した人気を誇るリコー「GRIII」これまでのGRシリーズとはまさに別次元と言える高性能と小型化を両立して大きく進化した。

    - 1位 リコー「GRIII」42
    - 2位 ソニー「DSC-RX100M3」24
    - 2位 ソニー「DSC-RX100」24
    - 4位 キヤノン「PowerShot G9X MarkII」20
    - 5位 キヤノン「PowerShot G7X MarkII」17

  • コンパクトカメラ(1/1.7インチ未満):コンデジもエントリーゾーンには新商品の発売がほとんどなく、必然的にロングランモデルが多くなる。

    - 1位 ソニー「DSC-W350」31
    - 2位 キヤノン「IXY 200」29
    - 3位 キヤノン「PowerShot SX720HS」25
    - 4位 キヤノン「IXY 650」24
    - 5位 ソニー「DSC-WX830」20

  • 交換レンズ(ズーム):商品が大きく入れ替わり、しかも1位から5位までが8ポイント差と混戦模様。

    - 1位 タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」28
    - 2位 ニコン「NIKKOR Z 70-200mm f2.8 VR S」25
    - 3位 ニコン「NIKKOR Z 24-200mm f4-6.3 VR」22
    - 4位 タムロン「28-75mm F/2.8 DiIII RXD」21
    - 5位 キヤノン「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」20

  • 交換レンズ(単焦点):キヤノン「RF50mm F1.8 STM」と同ポイントで1位に並んだのが、4月に発売されたソニーの大口径標準単焦点レンズ「SEL50F12GM」。

    - 1位 キヤノン「RF50mm F1.8 STM」 38
    - 1位 ソニー「SEL50F12GM」38
    - 3位 キヤノン「EF50mm F1.8 STM」 27
    - 4位 ソニー「SEL35F14GM」23
    - 5位 キヤノン「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」 18

※モニター店は「ケーズホールディングス」「ヨドバシカメラ」「マップカメラ」「フジヤカメラ」「ビックカメラ」「カメラのキタムラ」で集計方法は台数ベースです。

 

K-3 Mark III はマップカメラ単独のランキングで1位を獲得していますが、他の店舗でも出足好調のようですね。リコーはハイエンドコンパクトのGRIII が好調でずっと1位をキープしていていますが、K-3 Mark III も一眼レフ部門で同じように息の長い製品になって欲しいものです。

ミラーレス部門はキヤノンのEOS R5 / R6が引き続き好調で、発売から結構時間が経ちましたが、まだまだ人気は衰えませんね。ソニーは一時に比べると少し勢いが落ちているようですが、α7 IVやZV-E10などの新型機が登場すれば、状況が変わってきそうです。

交換レンズは一時はEマウント一色でしたが、最近はZマウントやRFマウントのレンズもランクインしてきて、3つのマウントでいい勝負になっているようです。単焦点では、台数ベースにもかかわらず、ソニーの高価なGMレンズがキヤノンの50mmの撒き餌レンズと競っているのはすごいですね。