画質比較ツールに「PENTAX K-3 Mark III」のデータが追加

DPReviewの画質比較ツールにK-3 Mark III のデータが追加され、画質の比較が可能になっています。また、レビュワーがK-3 Mark III のシャッターショックについてコメントしています。

Pentax K-3 Mark III added to studio test scene

  • 現在、レビューのためのテストが進められており、データをスタジオシーンに追加したところだ。競合他社と比較してみて欲しい。

    この段階で特筆すべきことは、ISO100とISO200の特にデイライトモードでK-3 Mark III の画像が若干ソフトになっていることだ。ライブビューや光学ファインダーの使用、ミラーアップ、手ブレ補正(これは三脚使用時は非推奨)、セルフタイマーなど、様々な方法を試みたが、シャッターショックのためにメカシャッターで鮮明な画像を得ることができなかった。

    K-3 Mark III には電子シャッターがあるが、これはピクセルシフト(リアルレゾリューション)時にのみ使用できる。現在、ピクセルシフトモードはRAWに対応していないが、このモードから1枚の画像を抽出して、電子シャッターとメカシャッターの性能を比較することができた。サンプル画像から、問題が起きたシャッター速度でも(電子シャッターでは)卓越した解像力を発揮していることが分かる。この件はレビューで更に掘り下げていきたい。

    また、K-1 Mark II の画像から予想されたように、K-3 Mark III のRAWにも高感度でノイズリダクションがかけられていることに気付くかもしれない。

pentax_K-3MarkIII_comp_ISO12800_RAW_dpr_001.jpgK-3 Mark III は、シャッターショックのために低感度の作例はブレを回避できなかったと述べられていますが、これは実写でも同程度のシャッタースピード(exifではISO100で1/40秒)の撮影で影響する可能性はありますね。リアルレゾリューション時は電子シャッターを使用するので、ファームウェアの改善で通常モードでも電子シャッターを使えるようにして欲しいところです。

画質に関しては、K-3 Mark III のRAWは高感度ノイズが非常に細かく、K-3 II と比べて高感度の画質はかなり改善しているという印象です。RAWにノイズリダクションがかけられていることが指摘されていますが、このアクセラレータユニットによるノイズリダクションは、ディテールの喪失も目立たず、特にマイナス面は見られないように感じます。