キヤノンの2021年Q2はカメラ・プリンターの販売が好調に推移

キヤノンが2021年12月期 第2四半期の決算を発表しています。

決算短信・説明会資料

  • 第2四半期については、カメラやインクジェットプリンターなどの販売が好調に推移した結果、売上については対前年プラス31%の8,819億円となった。営業利益と純利益については4月時点での見通しを大きく上回るとともに、第1四半期と比べても収益性が改善した。営業利益は3四半期連続で700億円を超え、昨年と比べて業績は急回復している。
  • カメラの需要は、コロナ禍での新たな時間の使い方として、カメラを趣味とし、映像表現にこだわる人々が増えていることで堅調に推移しており、今年の市場規模は前回から20万台増となる600万台を見込んでいる。

  • 第2四半期は、「EOS R5」と「EOS R6」の販売が引き続き好調に推移し、想定よりも売上全体に占める構成比率が上昇している。RFレンズについても、増加したフルサイズミラーレスユーザーがレンズを買い求める動きが加速しており、一部製品では供給が追い付かない状況だ。
  • 年間の見通しについては、堅調なカメラ本体の需要を受け、販売台数は前回から10万台増加の300万台とし、さらにレンズの販売も好調なことから、売上を上方修正する。

canon_imaging_2021Q2_001.jpg

昨年はコロナ禍の影響でカメラ事業の販売はかなり酷い状況に陥りましたが、今年は一転して非常に好調のようで、年間の見通しも上方修正されています。

EOS R5 / R6やRFレンズの販売がカメラ事業好調の原動力となっているようなので、キヤノンは今後もEOS Rシステムに力を入れていくことになりそうですね。

また、キヤノンは今年はカメラの市場規模の拡大を見込んでいるので、10年以上続いているカメラの市場の縮小もそろそろ底打ちなのでしょうか。