キヤノンが、レンズ交換式カメラのイメージセンサーを保護するための小型のバリア機構の関する特許を出願しています。
・J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)
- 特開2021-103248:レンズ交換式のカメラから交換レンズを取り外したときに、マウントの開口からカメラ内に塵埃が侵入して撮像素子に付着するおそれがある。このため、撮像装置にマウントの開口を塞いで撮像素子を保護するバリア機構を搭載する場合がある。
本発明は、バリア機構以外の構成部品との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができるようにしたバリア機構を有する撮像装置を提供する。
Canon RumorsやCanon Newsではこの特許が超小型のシャッターユニットの特許として紹介されていますが、これは誤りで、実際はセンサー保護のためのバリアユニットのようです。
キヤノンは現在、レンズ交換の際にはシャッターが閉じる仕組みを採用してセンサーを保護していますが、保護専用のバリアユニットの特許が出願されているということは、メカシャッターレスのカメラを予定しているのかもしれませんね。
特許の図に掲載されているカメラはかなり小さいカメラなので、キヤノンはグローバルシャッター搭載のハイエンド機ではなく、小型のエントリーモデルのメカシャッターを省いてこのバリアユニットを搭載することを考えているのでしょうか。
カタスマー
いずれ先を見据えた(グローバルシャッターの普及後?)特許でしょうか?
それともfpみたいな、とりあえず現在の技術でのメカシャッターレス機を出すための特許?
実現性で言えば後者の方が可能性高いですかね。まあ特許なので実用化が決まっているわけではないですが(むしろ実用化されないことの方が多いくらいですね)。
ミノタウロス
レンズ交換時にセンサーがむき出しになって埃が付着しやすくなるのは、ミラーレス機の不安要素として結構大きな問題だと思う。私はそのせいで、アウトドアでは一眼レフ、インドアではミラーレスと使い分けている。それでもインドアで使っているミラーレス機の方が埃の付着が多いと感じる。センサー前バリア機構は中級機以上では標準実装してもらいたい機能だと思っている。
また、単純にレンズ交換時にメカシャッターが下りてセンサーむき出しを防ぐだけなら、ファームアップで対応できないだろうか。
これができればようやくミラーレスに完全に乗り換えられる。
酒飲み
センサーの前に幕を置くだけならシャッターで公知技術ですが、グローバルシャッターやシャッター不要な読み出し速度により露出制御用シャッターが不要になったとき、小型化やコストダウンでメリットがある構造なのかな?他社にコピーされないため(アイデアではなく組み合わせだけ)の特許かもしれません。
イーグレットヘロン
管理人様もコメントしてるように、
キヤノンのミラーレスは電源off時はメカシャッターが降りてレンズ交換時の埃付着バリアのシステムを当初から採用してますね。
流石に電源ONの時はライブビューしてるのでメカシャッターは降りることはできませんが(汗
管理人さんのおっしゃる通り、
メカシャッターレスのカメラを開発する予定なのかもしれないですね。
メカシャッターほどの部品数・原価より部品数が少なく、カメラの原価を抑えられますし…、
キヤノ丸
素人目ですが、イラストが概念図というよりかなり詳細な描かれ方をしてるように見えるので、メカシャッターレスカメラの登場は本当に近いかもしれませんね。
黒々
メカシャッター自体も精密な作りをしてますし、バリアとして使用しゴミが付着するのは好ましくないと思ってました。
シャッター付きの機種にも採用されるといいですね。
swing
ゴミ取り機構の進歩の方が、メカシャッターレスよりも早いかもしれないですね。
以前はオリンパス/パナソニックだけだった超音波ダストフィルタも、各社採用してきてますし。これの有る無しで大違いです。
また、ミラーレス機でレンズ交換時に間違ってセンサー触るかというと、まぁまず触りません。
現状のシャッター幕下ろす方式も、見た目の安心感はあるけれどシャッター幕触っての破損やシャッター速度が乱れるリスクを考えると褒められたものでもないですし。センサーのカバーガラスの方が遙かに頑丈ですからね…。
というわけで、ゴミ取りの進歩を期待したい。
スパークリング
現状のメカシャッター機ではミラーレスカメラの薄いフランジバックにこれを組み込むのは難しそうですが、シャッターレス機ならできそうですね
メカシャッターがレンズ交換時降りる機能は機種によってはありますが、メカシャッターはメカシャッターでシャッター幕が繊細で、触れたら故障リスクがあるという話も聞いたりしますので、一長一短なのかもしれませんね
路傍のカメラ好き
噂の$799フルサイズミラーレスからメカシャッターを廃して代わりに搭載、なんであり得るのかなと思いました。この機構がメカシャッターより安価に組み込めるならアリかもですが、初の機構を安価にできるかというと……?
R1にグローバルシャッター搭載でメカシャッターレス→信頼性のために本機構を搭載、の方向もありそうです。いずれにせよ、期待が持てる機構ですね。
フレディ
EOS R3に採用される積層型センサーがソニーα1並みの高速読み出しなら、もうメカシャッターは不要です。
将来的に量産効果でセンサーの価格が下がってくれば、RPの後継機はメカシャッターレスで小型軽量化できそうです。
スナッキー
メカシャッターが近々無くなる。
メカシャッターのバリア効果にはそれなりに効果が有った(安心感含め)のでその代わりになるものが有ると良い。
簡易的なシャッター機構で基本開放。
と言ったところでしょうか。
部品点数が増えるのは喜ばしく無いですが、地味に安心感を出せるという意味では有効かも知れませんね。
Oort
グローバルシャッターを搭載した機種が近いて来ているような特許で楽しみです。
だじ
キヤノンは廉価機のEOS M200ではシャッタークローズどころかセンサークリーニング機能すら省いている(M100からの代替わりで敢えて省いた)ので、こういった機能がいきなり廉価機に付くとは考えにくいです。ヒエラルキーを非常に意識しているというか。
となるとメカシャッターレスの中上級機向けの特許ということになるのでしょうが、どういった機種に付くのでしょうね。
あるいは方針転換して本当の意味で初心者に向いたカメラを考えている…とか?
2020TOKYO
特権の説明に使われてるマウントの電子接点が12ピンありますね、RFマウント用ですかね。
GZ
バヨネットの爪でレバーを動かす機構のようです。
レンズ外すとバネで遮幕が降りるだけの極めて簡易な機構ですね
A to Z
メカシャッターレスのカメラ用では無く、シャッター幕をバリアとして使用すると破損させる可能性が高いためだと思います。シャッター幕は特に繊細なパーツで出来ていますので、レンズ交換時に露出させるのは、フランジバックの短いミラーレスでは避けたいですね。
はっぴ
メカシャッターの前にバリア入れるスペースはないでしょう。
バックフォーカス短いレンズだと、後玉とセンサーの間7~8mmしかないので。
ヒカリ
他の方も言われていますが
シャッター膜をバリアに使うというのは
メリットがある反面リスクもあって
一長一短なところなので
本来であれば専用の物があると一番いいです
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メカシャッターもいずれなくなるので
保護をするにはいい機構だと思います