キヤノンのセンサーのバリア機構の特許

キヤノンが、レンズ交換式カメラのイメージセンサーを保護するための小型のバリア機構の関する特許を出願しています。

J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)

  • 特開2021-103248:レンズ交換式のカメラから交換レンズを取り外したときに、マウントの開口からカメラ内に塵埃が侵入して撮像素子に付着するおそれがある。このため、撮像装置にマウントの開口を塞いで撮像素子を保護するバリア機構を搭載する場合がある。

    本発明は、バリア機構以外の構成部品との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができるようにしたバリア機構を有する撮像装置を提供する。

canon_2021-103248_001.jpgcanon_2021-103248_002.jpg

Canon RumorsやCanon Newsではこの特許が超小型のシャッターユニットの特許として紹介されていますが、これは誤りで、実際はセンサー保護のためのバリアユニットのようです。

キヤノンは現在、レンズ交換の際にはシャッターが閉じる仕組みを採用してセンサーを保護していますが、保護専用のバリアユニットの特許が出願されているということは、メカシャッターレスのカメラを予定しているのかもしれませんね。

特許の図に掲載されているカメラはかなり小さいカメラなので、キヤノンはグローバルシャッター搭載のハイエンド機ではなく、小型のエントリーモデルのメカシャッターを省いてこのバリアユニットを搭載することを考えているのでしょうか。