2020年のデジタルカメラの世界シェア

日経新聞が行った2020年の「主要商品・サービスシェア調査」による、デジタルカメラとセンサーの世界シェアトップ5が掲載されています。

世界シェア、日本勢首位は7品目どまり

  • 日本経済新聞社が実施した2020年の「主要商品・サービスシェア調査」で日本企業の首位は70品目中7つだった。過半を握る品目もあるが、デジタルカメラなど市場が縮小する。
  • デジタルカメラはキヤノン、ソニー、ニコンの3社だけで8割を超す世界シェアを握った。ただ、同市場はもともとスマートフォンの普及で縮小傾向にあり、20年は新型コロナが追い打ちとなり、世界市場は約4割縮んだ。

点検世界シェア70品目

  • デジタルカメラ(出荷台数885万台、-40.3%)
    - 1位 キヤノン 47.9%(+2.5)
    - 2位 ソニー 22.1%(+1.9)
    - 3位 ニコン 13.7% (-4.9)
    - 4位 富士フイルムホールディングス 5.6%(+0.9)
    - 5位 パナソニック 4.4%(-0.3)

  • CMOSセンサー(出荷額166億ドル、+10.3%)
    - 1位 ソニーセミコンダクタソリューションズ 48.6%(-4.9)
    - 2位 サムスン電子 20.1%(+2.0)
    - 3位 オムニビジョン 12.4%(+1.0)
    - 4位 SKハイニックス 4.0%(+1.6)
    - 5位 オン・セミコンダクター 3.8%(-0.5)

 

2020年は新型コロナの影響もあってデジタルカメラの市場規模はかなり縮小していますが、世界シェアの順位に変動はなく、引き続きキヤノンが2位を大きく引き離しているようです。

2020年はキヤノンとソニーがシェアを伸ばす一方で、ニコンはかなりシェアを落としているのが気になるところです。また、富士フイルムは少しシェアを伸ばしてパナソニックとの差が大きくなってきているようです。