キヤノン「EOS R5」とソニー「α1」のIBISの比較テスト

The-Digital-Picture.comに、キヤノン「EOS R5」とソニー「α1」のIBIS(ボディ内手ブレ補正)の補正効果の比較テストが掲載されています。

EOS R5 vs. Alpha 1 Comparison

  • IBISのテストは足元がしっかりしていて風も吹かないスタジオ内の理想的な環境で行われた。テスト中は背面モニタではなくEVF使用し、胴体に肘を付けないようにした。
  • レンズはRF50mm F1.2 L USMとFE50mm F1.2 GMを使用し、カメラはシングルショットモードで、シャッター優先モードで電子先幕シャッターを使用した。被写体はカメラから3.3m離れたところに配置した。
  • シャッター速度は1/25秒からスタートし、それぞれのカメラで10枚の画像撮影し、その後シャッタースピードを1/3段長くして1秒になるまでテスト撮影を繰り返した。その結果、それぞれのカメラで150枚ずつ、合計300枚の画像を撮影した。
  • このテストをもう一度繰り返し、更に300枚の画像を撮影したが、最初のテストとの一貫性はとても素晴らしく、この結果はテストの信頼性が高いことを示している。
  • このテスト結果から、キヤノンEOS R5のIBISの技術は、ソニーα1のIBISより優れていると言っていいだろう。たとえばグラフの「10」の横線をたどると50%のシャープな画像が得られるシャッター速度がわかる。
  • 多くの場合、キヤノンEOS R5のIBISはα1に対して1/3~2/3段分のアドバンテージがある。この差は劇的なものではなく、どちらのカメラもIBISの価値は高い。

canon_eosR5_sony_A1_IBIS_comp_tdp_001.jpg

IBISのテスト結果ではEOS R5が1/3~2/3段分良好で、全体的にキヤノンが上回っていますが、両機の差はそれほど大きくはないですね。ソニー機はよく「IBISの効きが弱い」と言われていますが、ここではα1も不満のない結果という印象です。

レンズ内補正との協調補正の場合や、焦点距離の長いレンズを使った場合などのテスト結果も見てみたいところですね。