PhotographyBLOGに、ニコンの新しい標準マイクロレンズ「Z MC 50mm f/2.8」のレビューが掲載されています。
- Z MC 50mm f/2.8は重さ260g、全長66mmとマイクロレンズとしては非常に小型軽量で、非常に汎用性の高い焦点距離のため、毎日の撮影や散策用のレンズとして最適だ。
- 鏡筒は小型軽量にもかかわらずしっかりとした造りだが、鏡筒にはスイッチが2つあるだけで、Z MC 105mm f/2.8と比べて非常にシンプルだ。
- フォーカスリングは十分な重さがあり、正確にピント合わせができる。鏡筒には撮影倍率が記載されているので、撮影倍率を簡単に判断できる。
- AFは暗所を除いて非常に速い。静かなので、動画撮影用にも勧められる。静かなAFは昆虫を驚かせないように撮影したい場合にも便利だ。
- 色収差は、通常の表示サイズでは問題は見られない。
- 歪曲はRAWでもJPEGでもほとんど見られない。
- 周辺光量落ちは開放で白い壁を撮影するといくらか目立つが、通常の撮影では気にならない。周辺光量落ちは2段絞れば解消する。
- 9枚羽根の円形絞りが採用されており、美しいボケが得られるが、ボケは主観的なものなので、サンプルを見て自分で判断して欲しい。
- 解像力は、中央は開放から良好でF16まで良好な解像力が維持されているが、F22以上では等倍でみるとかなりソフトになる。周辺部はF8からF22で最も解像力が高くなる。
- 105mmのマイクロは、接写にこだわりを持ち、価格が高く大きく重くても最高のレンズが欲しい人にお勧めのレンズだ。一方で50mmのマイクロはより汎用性の高いオールラウンダーで、接写は言うまでもないが、ポートレートやストリート写真、風景や散策用のレンズとしても適している。
- Z MC 50mm f/2.8はVRは搭載されておらず、また最新技術のコーティングの非採用など、価格が安い分のトレードオフはあるが、最終的な画質には目立った影響はない。
- 素晴らしい解像力やバッグに入れておいても気にならない小型軽量など、このレンズには好きな部分が数多くあり、マイクロとしても普通の標準レンズとしても使えるレンズだ。接写中心の人にはMC 105mm f/2.8を、それ以外の人にはMC 50mm f/2.8を勧める。
50mm f/2.8は近景・遠景を問わずシャープで発色も良く、Zレンズらしく非常に良く写るレンズという印象です。ボケもF2.8のマイクロレンズとしては、なかなか綺麗で、ボケを活かした撮影でも使えそうですね。APS-C機との組み合わせで、中望遠のポートレートレンズとしても活躍してくれそうです。
Z7ユーザー
まさにここに書かれてある通りに活用しています。
マクロ買ったというより、持ち歩きに便利なパンケーキ買った感じですね。
屋内テーブルフォトには少しでも明るいレンズが欲しいので、f2.8が有り難い。
最初はなんでS-Lineじゃないのか少し不満でしたが、こういうことでした。
いま一番使用頻度が高いレンズです。
C62重連北斗星
Zfcと併せて購入。内鏡筒のみが繰り出されるのが美点で長年の希望が叶えられました。かつ、第一群レンズが先端に寄っているのでライティングが楽で自然光も豊富に入りとても使いやすい。ニコン伝統の43mmか40.5mmまで細かったならなを良かった。
実は40/2.8を改造して内鏡筒だけ伸びて行くようにしようと購入してあったのですが、標準系は何本有っても困りませんからそのまま使用です。
光学性能は40/2.8よりは上ですが、キレだけなら伝説の55/3.5にはどちらもかないません。
APSですと長焦点の75mm相当でヘクトール的に便利なので常用しています。
高いと考える前に購入していました。