DPReviewの画質比較ツールにキヤノンEOS R3のデータが追加され、ディテールやダイナミックレンジについての簡単なコメントが掲載されています。
・Canon EOS R3 studio scene published
- EOS R3のセンサーは、キヤノン初の積層型CMOSセンサーだ。これを同程度の画素数の他のカメラと比較してみよう。詳細はレビューで述べるが、EOS R3はこのクラスのカメラの中で、他のカメラに負けないディテールを実現していることが分かる。同程度の画素数のカメラとの違いは、ローパスフィルターの違い(もしくは有無)によるものだ。
- ダイナミックレンジは、EOS R3の超高速の電子シャッターによってどの程度ノイズが増えるのか気になっていたが、その答えは「あまり増えない」のようだ。非常に暗い部分で5段分から6段分持ち上げないと、メカシャッターと電子シャッターの違いは分からない。これは期待の持てる結果で、どのような状況でも画質への影響を心配せずに電子シャッターを使用できることを示している。
DPReviewのサンプルの記事では、EOS R3のJPEGはソフトだと言う声が結構ありましたが、RAWで見ると他のカメラとディテールはあまり変わらないという印象です。高感度ノイズは、同じ積層型センサーを搭載するα9 IIよりも若干少なく、非積層型センサーのZ6IIやα7III、S5と同程度のようですね。
ダイナミックレンジは電子シャッターではわずかに狭くなる(暗部を持ち上げたときのノイズが多くなる)ようにですが、その差は小さいようなので、画質をあまり気にせずに電子シャッターを使うことができそうです。
Yoshi
画素数少なめのカメラの写真を見ると、4K以下の低画素モニターを使っていても、プラセボ効果もあってソフトに見えがちだと思います。
実際にはローパスフイルターの有無やその出来の影響が大きいのだと思いますが、R3は水準はクリアしているようで安心しました。
ひまわり
ほぼ同じ画素数なのにデーター量が大きく異なるね。α7IIIはRAWだと47MBと一番重いのにJPEGだと一番軽い。ノイズ処理はややR3がリードといったところかな。10年前の昔と比べたら全然センサーの性能が違うんだろうね。