日経新聞に、デジカメメーカー各社の製品の供給不足に関する記事が掲載されています。
- ソニーが一部のデジタルカメラの受注停止に踏み切った。半導体・部品不足が背景にあり、店頭や通販サイトで主力製品の品切れが相次いだためだ。ニコンなど競合も含めて部品不足が解消するメドは立っておらず、かき入れ時の年末商戦に影響するおそれがある。
- ソニーは「想定より影響が深刻になっている」といい、生産を新製品などに絞り込むことで、店頭での品薄感を和らげたい考えだ。
- ニコンは19日、交換用レンズの新製品を当初の計画から約1カ月半遅れで発売した。遅れが生じたのは「半導体不足に加え、東南アジアのコロナ感染症拡大など複合的な要因」(同社)。キヤノンも直販サイト上で扱うカメラは、一部を除いて「納期1カ月」などと示され、在庫不足をうかがわせる。
- ソニーは「設計見直しによる部品共通化や在庫積み増しなどで、影響の最小化を図る」としつつ、解消の時期は見通せていない。
ソニーは先日、人気機種のα6400が受注停止を発表しましたが、やはり半導体不足・パーツ不足の影響はかなり深刻なようですね。ライバルメーカーも含めて解消のメドは立っていないということなので、残念ながら当分の間、カメラ・レンズの供給不足の状況は続きそうです。
大崎モノリス
親しい業界とはいえませんが自身の経験からこの半導体不足の影響は半端ではありません。
主に液晶系に使われるICに関してはあと数年で解消するのか怪しいレベルです。
任天堂のスイッチが減産は伊達ではありません……、カメラ側は液晶部分以外すら調達が難しくなっていると思いますが、しばらくは手を出さないほうがいいかもしれません
各業界で中期計画達成のための設計変更などをしていますが、当初のパーツの互換品等を調達しているので…
ぷくぷく
フィラデルフィア半導体株指数と言う株価指数(30銘柄で構成された時価総額加重平均により算出)があるのですが、ここ1年でその数値が2倍になっています。(つまり企業価値が2倍)それら各企業の決算でのコメントでは携帯電話の5G関連やクラウドの半導体需要が旺盛との事です。
日本の総務省の年初のコメントでは2025年前後に5G基地局の全国網完成を予定しているとの事。つまりは最悪、あと4年前後現状が続く可能性があるのかな?と・・・
カメラメーカー各社には頑張ってほしいとの気持ちはありますが、ニュースにもなってる補助金による半導体生産が立ち上がるまでは大変なのかなと想像しています。
to
半導体不足は来年には解消できず再来年になるという説もありますね。
この状況で新製品を発売しても、十分な供給体制が整う頃には他社からそれを上回る次世代の製品をぶつけられる可能性があるので各社が頭を悩ませそうです。
Sat
部品不足は半導体に限ったものではないようです。
最近、秋葉原のパーツ屋に行って驚いたのですが、定番だと思っていたコネクタの姿が消え、何件も回ってやっと入手する事態になっていました。
パーツ屋の主人の話だと受注生産でないと工場が引き受けず、数量が見込めないので発注も出来ないのだそうです。
新型コロナ禍で製造業・物流が乱れ、統制が取れない状況にあるのではないでしょうか。
日本の中小の製造業を守らず、コスト優先で海外調達を進めたツケとも言えると思います。
まる
半導体は、足下の不足に加えて「不足に備えて在庫を積み上げる」動きが車業界で強まっていて不足がさらなる需要を生み出してます。在庫が積み上がったら市況が一変するかもしれませんが、しばらくは無理でしょう。
東南アジアの感染状況はようやく山を越えたようですが、現地の工場に工員がおらず片肺運転状態の所も多く、半導体以外の抵抗やコンデンサなど基本的な部品、そしてコネクタや外装に必要な樹脂の逼迫は相変わらずで、来年も前半は供給難が続くと思われます。後半に回復してくれることを祈りつつ。
開放バカ
半導体不足はどこの業界も深刻で自動車業界も1年待ちとか結構あるそうですね
とんぼ
ソニーのプレイステーション5の抽選倍率は60〜90倍とも言われています。これも半導体不足とのことです。
α大好き
ある半導体が17カ月待ちだったりで、現時点ではキーコンポーネントが1年以上待ちの状況です。実際にその月数経たらこのカオスが改善しているかというと、専門家ですら断言できず、少なくとも数年先は落ち着かないのでは、と言っている状態。どこも、複数の半導体が選べるように基板から設計見直しで複数揃えるようにするので、余計に部材が市場から消えています。企業体力とのにらめっこで、ソニーさんのように品種集約でしのぐしかないのでしょう。
欲しいものは早く手に入れよ、という状況だと思います。α7 IVも、予約集中が見込まれるので、購入できるか微妙...。
まりん
半導体、樹脂不足でコネクタ一つ、電源部材一つに納期10ヶ月以上もざらにあるので来年解消するとは思えなくなってきました、、
タスク
待つことの出来ないプロ向けと、新しいユーザーを獲得する機種に絞るのがいいと思います
ハイアマは既存客なのでパイが増える訳じゃないですから
路傍のカメラ好き
B2Bの機器ですが「2025年まで納期確約ができない」という冗談のような通達が来たものもあります。
今年には回復、と去年の間は言ってた気がしますがまるで回復の兆しはなく、もはや誰のどんな予測も無駄に思えてくる情勢ですね……
未だミノルタファン
一般的な電子部品に使用するエンジニアリングプラスチック、一部金属材料の入手性悪化、海外との輸送便確保困難などで、受注は増えど調達コスト上昇、生産は追いつかず苦しい状況。半導体だけの問題ではなくなっています。材料メーカーなどが新型コロナで市場縮小対応で在庫を減らしたが急激な需要増に対応出来ていないことが要因です。生産設備を増やしたくても部品が手に入らない、生産数を増やせない。数年は混乱しそう。
かーびい
単にハードを供給する企業だけじゃなく、関連する業界周辺まで冷え込んでしまうのが辛いですね。。
安定した供給が再開されるまでは半導体やその他の部品に依存しないでもどうにか盛り上げる施作がないものですかね。。