タムロンの「25-50mm F2」「20-50mm F2.8」の特許

タムロンが20mmスタートのズームや、F2通しのズームの実施例を含む大口径標準ズームの特許を出願しています。

特開2021-196573(IP Force)

  • デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置において、近年固体撮像素子の高画素化が進んでいることにより、光学系についても以前に比べ更なる高性能化が求められている。また、撮像装置の小型化に伴い、光学系についても小型のズームレンズが求められている。 本件発明によれば、小型なズームレンズ及び撮像装置を提供することができる。

  • 実施例1(25-50mm F2)
    広角端 中間 望遠端
    f(焦点距離) 25.78 35.45 48.51
    Fno(F値) 2.06 2.06 2.06
    W(半画角) 41.07 31.21 23.00
    Y(像高) 20.61 21.63 21.63
    TL(全長) 150.05 145.05 144.82

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  • 実施例2(20-50mm F2.8)
    広角端 中間 望遠端
    f(焦点距離) 20.60 32.56 48.51
    Fno(F値) 2.88 2.88 2.88
    W(半画角) 48.36 33.40 23.02
    Y(像高) 19.68 21.63 21.63
    TL(全長) 150.00 150.00 150.00

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20mmスタートのF2.8通しの大口径標準ズームは他社には無いスペックで、20-50mm F2.8が製品化されたら人気商品になるかもしれませんね。

25-50mm F2はズーム域は狭いですが、広角域でボケを活かして撮影したい人には魅力的かもしれません。どちらのレンズも、全長はEマウントのフランジバック分18mmを引くと132mmで、実用的なサイズに収まっているようです。