キヤノンがNISTの顔認証ベンチで日本1位・世界トップクラスを達成

キヤノンが、NIST(米国国立標準技術研究所)主催の顔認証ベンチマークテストで、高い成績を収めたことをアナウンスしています。

キヤノンの顔認証技術が日本1位・世界トップクラスを達成

  • キヤノンは、米国国立標準技術研究所(NIST)が主催する顔認証ベンチマークテストで、日本1位、世界トップクラスの精度を達成した。

    今回、キヤノンが開発中の顔認証技術は、本人の撮影画像1枚と他人を含む複数の画像を照合する「1:N照合」のうち、人物検索の精度を判定するInvestigationの4カテゴリーで日本1位、世界トップクラスの精度を達成した。それぞれのカテゴリーテストにおけるベンダー順位(日本/世界)は、Visa Borderカテゴリー:1位/4位、Mugshot Webcamカテゴリー:1位/2位、Visa Kioskカテゴリー:1位/6位、Mugshot Profileカテゴリー:1位/11位となった。

    キヤノンは、プライバシーに十分配慮をした上で、今後も日本国内で開発した独自のAI技術を駆使した顔認証技術を提供していく。また、デジタルカメラやネットワークカメラと顔認証技術を組み合わせた映像解析ソリューションによって、さまざまな業務におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援していく。

 

顔認証技術の試験で、キヤノンが世界トップクラスの評価を得ています。これは個人を識別する技術なので、デジカメの被写体認識とはカテゴリが異なりますが、顔認証技術を応用すれば、スポーツの撮影であらかじめ指定した特定の選手をAFで追いかけるなどの機能が実現できるかもしれませんね。