デジカメの供給不足は「深刻」

ITmedia NEWSで、デジカメの供給不足に関するメーカーと販売店の声が紹介されています。

デジカメの供給不足は「深刻」 メーカーと販売店に聞いた

  • あるカメラ専門店の方に話を聞くと「カメラ・レンズともに供給不足は深刻」という。コロナ禍で起きた今回の品不足は根が深そうだ。
  • 何より驚いたのはソニーの件。11月19日に「α7IIシリーズ、α6400ボディ、α6100(ブラック)」、12月3日には「ZV-E10」、そして新たに「α6600」と「α7C」の注文受付停止が発表されたのだ。
  • 「ソニーは深刻で、α7SIIIとZV-E10が入荷しない」(販売店の声)

  • 「20年下期以降、コロナにより徐々に足元では落ち込んでいた個人消費が想定以上に回復した。この需要の急回復に応じた供給体制を整えようと対処してきたが、半導体を中心とした部品確保が困難な状況となった」(キヤノンのコメント)。秋から年末にかけてデジタルカメラに対する需要が大きく回復したタイミングで部品の供給不足がかぶったということだ。
  • 「キヤノンはEOS R3以外のボディは問題ないが、R3は予約数に比べてわずかしか入荷していない。RFレンズも人気があるレンズは軒並み不足している」(販売店の声)

  • 「富士フイルムはボディではX-S10、X-E4、レンズではXF27mmF2.8 WRが足りない」(販売店の声)。年末はカメラが売れる時期なのに売るカメラが足りないという販売店の声は切実だ。
  • 「ニコンはZ 9発表以来、レンズの販売が好調で、人気のレンズに欠品がある」(販売店の声)。意外だったのはデジタル一眼レフで「D850」や「D780」はバックオーダーを抱えているそうだ。全生産能力をZ 9に注ぎ込んでいるという噂も。
  • 年末登場の大物3モデル(α7IV、EOS R3、Z 9)が軒並み予約待ちという状況になり、さらにエントリー機でも人気機種には供給不足が現れており、この先まだ不足するモデルが出ても不思議はなさそうだ。

 

最近は半導体等のパーツ不足の影響で、カメラの新製品が発売されても人気商品は店頭に並ばないという異例の事態が発生していますが、残念ながらまだこの状態が続く可能性が高そうです。

現在、Z9やEOS R3、α7 IVなどの人気のハイエンド機に加えて、エントリーモデルや一眼レフでも供給不足が起きているということなので、最新機種に限らず、どの機種でも入手が難しくなる可能性はありそうですね。