半導体不足の影響でカメラの国内生産は2年前から2~3割減

日経新聞に、半導体不足によるカメラ等の生産への影響に関する記事が掲載されています、

半導体納期の長期化が深刻 最長2年、家電の生産減

  • 企業が半導体を発注してから調達するまでの納期が長期化している。2月時点の納期は2021年10月から5~15週程度延び、最長90週台(2年弱)の部品も出た。最終製品の生産にも影を落としており、21年10~12月のエアコンやデジタルカメラなどの国内生産は2年前から2~3割減った。半導体要因の供給制約は長引く恐れがある。
  • 経済産業省の生産動態統計によると、21年10~12月の国内生産量は多くの最終製品で新型コロナウイルス前の水準を下回る。デジタルカメラは25%減の52万台だ。
  • ソニーグループは21年11~12月に3度にわたり、ミラーレスカメラ6機種の注文停止と生産終了を決めた。液晶に使う半導体などが不足したためだ。商品が足りず売れない機会損失が発生し、21年10~12月期のカメラ部門の売上高は前年同期比4%減った。
  • 米パソコン大手HPは「当面の不足を解決してもまた別の不足が発生するモグラたたき状態」と指摘する。

 

半導体不足は「モグラたたき状態」ということなので、まだまだ影響が続きそうで、カメラメーカー各社の機会損失も大きくなってしまいそうです。以前のような、発売後に各所のレビューを確認してから販売店ですぐに製品を購入できる状態に早く戻って欲しいものですね。