ライカM11のDxOMarkのスコアは100でトップクラスの性能

DxOMarkに、6000万画素BSIセンサーを搭載したライカM11のセンサースコアとレビューが掲載されています。

Leica M11 Sensor test

M11 M10 α7RIV EOSR5 S1R Z7II
総合スコア 100 86 99 95 100 100
色深度 26.3 24.4 26 25.3 26.4 26.3
ダイナミックレンジ 14.8 13.2 14.8 14.6 14.1 14.7
高感度 3376 2133 3344 3042 3525 2841
  • ライカM11の6000万画素センサーは、ベンチマークで100を達成し、これはこのセンサーが最新の高画素フルサイズセンサーであることを示している。このスコアは4570万画素のD850や4700万画素のS1Rと並ぶものだ。M11のセンサーは、これまでテストしたライカのカメラで最高性能のセンサーだ。
  • 色深度:M11はISO64でセンサーから極めて多くの色深度を引き出すことができるが、α7R IVとの差はわずか+0.3bitだ。M10と比較すると特に低感度で大幅な改善が見られ、ISO64からISO800では+1.5bitの改善が見られる。
  • ダイナミックレンジ:M11のダイナミックレンジの曲線はα7R IVとほぼ同一だ。M10に対する改善は顕著で、M11は全域で1EV以上ダイナミックレンジが広くなっている。

LEICAM11_DxOMark_D-range_001.jpg

  • 高感度:ここではM11とα7R IVはほぼ同じ結果だ。M11はM10よりも約2/3段分ノイズが少ない。
  • 結論:ライカM11はM型のレンジファインダー機の中で最も洗練されたモデルだ。センサーの性能はトップクラスで、特にダイナミックレンジと色深度に関しては、最先端を行っている。高価なカメラだが、M11に何かが足りないという人いないだろう。

 

ライカM11のセンサーは、α7R IVのセンサーと超高感度域のノイズリダクションを除けばほとんど同じ特性ですね。画素数が微妙に異なるので、α7R IVと同じセンサーではないようですが、α7R IVのセンサーがベースになっているのでしょうか。

これまでのライカのカメラのセンサーは、他社のセンサーに較べてDxOMarkのスコアが劣っていましたが、M11でトップクラスの申し分の無い性能になったという印象です。