ソニーの音声コマンドでデジカメを制御する技術の特許出願

ソニーが、音声入力でカメラを制御するための技術に関する特許を出願しています。

IP Force

  • 出願人:ソニーグループ株式会社
    国際公開番号:W WO2020222073
    国際出願番号:IB2020053735
    出願番号:P 2021555326
    公開日:2022-05-11
    発明の名称: 音声コマンドを使用してカメラインタフェースを制御するための技術

  • 本出願は、一般に、音声コマンドを使用してカメラインタフェースを制御するための技術に関する。
  • 本原理によって認識される問題は、カメラセットアップメニュー又は設定に迅速かつ容易に到達できることである。カメラは、特定のカメラ設定を見つける又は検索することを困難にする複雑なメニューシステムを有する傾向がある。
  • 所望の調整を見つけようとしてデジタルカメラのメニューシステムを探しまわるのではなく、ずっと容易な音声制御を実装して、様々なカメラ設定に変更を加えることができる。例えば、ユーザは、バルブモードに最終的に達するまでシャッター速度を調整し続けるのではなく、音声コマンドを介して、バルブモードに入るようにカメラに命じることができる。
  • また、「オートフォーカスを検索する」などの音声コマンドに応答して、カメラ機能の検索を実行することができる。検索の結果をカメラのディスプレイ上に提示することができ、ディスプレイは、タッチ検知型とすることができる液晶ディスプレイ(LCD)として、ユーザが特定の検索項目を選択することによって適切なメニューを提示させるようにすることができる。

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スマートフォンや一部のアクションカメラなどでは既に音声コマンドによる操作が実装されているので、デジタルカメラにも早晩そのような機能が搭載されるかもしれませんね。

最近のカメラでは、メニューシステムの改善はされているものの機能は複雑化する一方なので、この特許出願のような音声でコマンドを実行したり、機能を検索する機能などが搭載されればカメラをより便利に使えそうです。