EOS R3の動物瞳AFは蝶やハチの目にも合焦する驚きの性能

ThePhoblographerに、キヤノンEOS R3の動物の瞳認識AFに関するレビューが掲載されています。

Amazing! The Canon EOS R3 Eye AF Works on Butterflies

  • EOS R3を初めて使ったときにAF性能に圧倒された。このカメラは従来ミラーレスカメラが苦手としていた暗闇でのAFが可能なだけでなく、動物の目にも素早くピントを合わせることができる。
  • 動物の瞳AFを搭載したカメラは他にいくつかあるが、それらのカメラの多くは、濃い色をした動物の濃い色の目(私の茶色の犬の茶色の目のような)のAFに苦戦しているようだ。EOS R3は黒っぽい羽で黒い目(しかもビーズのような小さい目に)をしたアメリカコガラのような小さな動物にさえ、見事にピントをあわせることができる。

  • RF100mm F2.8L マクロをテストする機会があり、R3が蝶の目の周囲にフォーカスボックスを表示したときに、アメリカコガラの目に合焦する以上にキヤノンの瞳AFは優れているということに気付いた。R3の動物AFは昆虫の目に合焦するという非常識なもので、驚愕した。
  • EOS R3の動物瞳AFは非常に優秀で、蝶だけでなく、マルハナバチの頭部を認識することもできる。昆虫の目が数ピクセル以上の大きさに写る距離なら、R3は昆虫の目を検出することができる。そこまで近くない場合は昆虫全体を認識する。十分に近付けば大きな虫の目は認識するが、アリの目は当然ながら認識しなかった。このAFはマクロレンズとの相性が抜群だが、70-200mm F4Lで蝶の目に合焦したこともある。

  • R3のAFは飛んでいるマルハナバチ全体を認識して追いかけ、更に近付くとマルハナバチの目を追いかけるという動作を交互に繰り返した。蝶の羽根の模様に惑わされることもあり、昆虫の瞳AFは完璧とはいえないが、指でAF測距点を指定していたら昆虫が動いて撮りそこねるところだったので、このAFは昆虫の撮影では大きなアドバンテージだ。
  • EOS R3は私がこれまで使用したカメラで最も優れたAFシステム(ただし、Z9など、まだテストしてないカメラもある)だ。EOS R10とR7が、キヤノンの主張通りR3のAFの賢さを本当に持ち合わせているのなら、これらのカメラは野生動物を撮影する初心者にとって画期的なものになるはずだ。

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最近のカメラに搭載されている動物認識AFは犬猫や鳥以外の動物も結構認識することがありますが、EOS R3のAFは小さな昆虫の目を認識するのはすごいですね。

昆虫の目の認識は完璧ではないようですが、昆虫を急いで撮りたい場合にはこのAFは大いに活躍してくれそうです。このR3のAFが、下位モデルのR10やR7にどの程度受け継がれているのか興味深いところですね。