ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退、コンパクトカメラの開発も終了

日経新聞がニコンが一眼レフカメラ開発から撤退するという記事を掲載しており、ニコンはこれを否定しています。

ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕(日経新聞)

  • ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかった。1959年から60年以上にわたって一眼レフを手掛けプロの支持を集めてきたが、主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中する。
  • ニコンは2020年6月に発売したプロ向けの旗艦機種「D6」以来、一眼レフの新製品を発売していなかった。コンパクトデジタルカメラの開発も終了し、今後はミラーレス機に一本化する。既存モデルは当面生産や販売を続ける。
  • 足元のカメラ市場ではミラーレス機が主流になっている。ただ、一眼レフとミラーレスを足したレンズ交換式カメラ市場は17年に1167万台だったのが、21年には534万台にまで縮小した。カメラメーカーは開発商品を絞り込む必要があり、ニコンは成長が見込めるミラーレスに開発資源を振り向ける。

本日の一部報道について (ニコン公式サイト)

  • 本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。

 

ニコンは5月末に「一眼レフの販売は2025年に4%になる」という経営計画の資料を公開していたので、一眼レフはまだしばらくは続くと思っていましたが、本当に撤退が決定されたとしたら、思っていたよりもかなり早いという印象です。

D850やD500などは後継機の登場を期待していた方も多かったので、撤退が事実なら残念なことですね。ただ、ニコンはこの記事を否定しているので、日経の飛ばし記事の可能性もあるかもしれません。

[追記] 他のメディアも一斉にニコンの一眼レフ開発からの撤退を報道しているので、どうやら確定のようですね。