キヤノンが2022年第2四半期 決算説明会の質疑応答で、カメラ市場の今後の見通しと一眼レフの提供に関して回答しています。
・2022年 12月期 第2四半期 説明Q&A要約(※PDFです)
- Q5. カメラ市場の今後の見通しを教えて欲しい。また、ミラーレスと一眼レフ両方の提供を続けていくのか。
A5. カメラ市場は現在の規模で概ね底を打っていると考えている。今後プロやハイアマの世界はさらに広がり、製品もより高度に進化し、全体として成長を続けていくと考えている。一眼レフについては需要がある限り提供を続けていく。
半月ほど前に、日経アジアが「キヤノンは数年以内に一眼レフの生産を終了する予定」と報じましたが、決算説明会ではキヤノンは「一眼レフについては需要がある限り提供を続けていく」と回答しているので、ある程度売れていれば一眼レフの生産を続けていく方針のようですね。
昨年末の読売新聞のインタビューでは、キヤノンの御手洗CEOは「入門機や中級機の一眼レフカメラは、海外で需要が底堅いことから、当面は開発や生産を継続する方針」と一眼レフの生産だけではなく開発の継続についても言及していましたが、新機種の登場はあるのでしょうか。
セラピー
需要がある=採算が合う ということですね。
赤字になるようなら一眼レフは生産しないという会社として当然のことを言ってるだけだと思います。
9210
部品がなくなってディスコンという事態を防ぐために、革新性のない新型が出る余地はありそう。でも、それを開発といえるかどうか。。。キヤノンはEOSが出た3年後にFDマウントのT60を海外のみで出してました。それに近いイメージ?
ちなみにNTT西日本は、2018年まで黒電話のレンタルを継続してたそうですよ。
rocky
今回のR10とかの中身を流用してレフ機を製作したら、海外でも結構売れてロングセラー機になるかもしれませんね。
ぽにょ
レフ機の需要ってプロ機か、値段の安さを求めるエントリー層だと思います。
プロも徐々にミラーレスに移行するだろうし。
レフのkiss位の値段のRFマウント機が出たらレフKissの需要も終わるんじゃないでしょうか。
SA-11
とても心強いです。
ここ数年、常に大きな失望を味わってきました。E-7出ないの!?とか、α900の後継機出ないの!?とか、SAマウント終わり!?とか。ミラーレスカメラも機種によっては絶対イヤというわけではないのですが、撮影の体験としては一眼レフのファインダーに勝るものはないです。
レンズラインアップともども、できれば踏みとどまって、一眼レフカメラの文化を伝える機種を作り続けてほしいです。
ほ゜ち
海外の需要も数年で無くなるとキヤノンが考えてるなら
これらの発言には矛盾ないですね
シトド
生産を継続と言っているだけで、新規開発とは言っていませんよね。ニコンもそうでしょうが、需要がある程度あり(少額とはいえ、利益が上げられる程度)、部品供給が可能な限り、機種を絞りながら現行機の生産は続けると思います。大体このパターンは利益が出なくなるか、下請け業者がもうこの部品は作れない、となって終わる場合が多いですが、それがあと何年か、ですね。かの超ロングセラー機、ニコンF3も最後はそうでしたね。ペンタックスはミラーレスを生産しないのであれば、背面液晶無しなどのニッチすぎる製品を展開するのではなく(別にあってもいいけど、開発費を回収できるほど売れないと思うし、会社の体力を削るだけだと思います。ライカ並みに限定生産で超高額で売れるなら別ですが)ミラーレス対抗ではない、レフ機としての魅力を極めた正常進化モデルを出してほしいですね。
どりゃー
生産継続は販売動向を見ながら決めるといったニュアンスでしょうか?
プロフォトグラファーが新規導入で一眼レフを選ぶことはほぼ無くなっているので
アマチュア層や入門者が一眼レフを今後も買うかどうか
R7/R10投入後の売れ行き次第かなと思います。
KJ
逆に言うと需要が無くなると当然やめる
と取れるので、海外需要がどれだけあるかにかかっているかによるでしょうね
1DX IIIとKiss のどちらが最後まで残るか。
一眼レフと高級コンデジ使い
キャノンは、言い方が上手ですね。
「需要がある限り」とうけど、「1人でも欲しいという人がいる限り」という意味ではないので、「需要がある」かどうかはキヤノンが判断することになります。
つまり、いつでも自由に止められる、ということになります。
こういう、ちょっとした言い回しを、ニコンも見習って欲しいです。
それで世間の反応は大きく変わりますから。
5D3使い
キヤノンは投資対効果にドライな会社ですし、デュアルピクセルによる位相差AFなどミラーレス時代の技術も保有しているので、むしろニコンより早く一眼レフの開発停止を見据えていたと思います。実際にRFレンズを拡充する一方で、EFレンズのラインナップ(特に単焦点)が以前のFDレンズ縮小の時代を繰り返してる様相になっています。ただ、今も使っているユーザーにミラーレス時代への切り替わりを納得してもらうには、10年ぐらいはかかりそうです。
SoA
中古市場にEF機が増えて来てるので新品の購入者数って今後どうなんでしょうか。Kissクラスだとミラーレスの方が良さそうですし。
EFレンズの生産も当面続くのであれば嬉しいです。
ジェラ
需要がある限り一眼レフの提供を続ける
つまり、一眼レフが商売として赤字になるなら止めると言ってるわけで、至極当然のことを言っているだけだと思います。
むしろ赤字でも続けるなんて言い出したらその方が企業としては問題。
キヤノンみたいな大きなところはPENTAXみたいな事は出来ないですし。
開発が終わってるのはニコンと同様で、後継や新機種はまず間違いなくないでしょう。
EF-Sレンズなんてディスコンが進んで既に現行品はたった6本で、望遠のキットズームすら生産終了している。
イーグレットヘロン
キヤノンのフィルム一眼レフは、EOS 1-vを2000〜2018年まで、
ニコンもF6を2004〜2020年まで、
コシナOEMのFM10を1995〜2019年までと
意外と最近まで??販売してたので
個人的には特段驚くほどのニュースでもないかな…。
デジタルから移行した後も、フィルム一眼レフカメラを15〜20年近く販売できてきた事を考えると、
EOS 1DⅢも2030年あたり?(もしくは在庫なくなる?)まで販売し続ける可能性はあると思います。
わさびみそ
キヤノンもニコンも、一眼レフがいずれ終了することは確定しているので、後は現行機種の生産がいつまで続くか・アフターサービスがいつまで続くか・限定生産の復刻版など出る可能性はあるか、の3点が興味深いですね。
Oort
EOS-R1とRFのkissが出た時に大きく変わりそうな気がしています。最後まで残るのは1DX3が良いなと思います。
yam
既にに持っている一眼レフカメラのレンズの追加などは別にして、「ミラーレスじゃなく、一眼レフでないとダメ」という人の「需要」って、こだわりの強い少数派だと思うので、結局「需要がなくなりました」と言ってそう。
ミック兄さん
特殊な使い方かもしれないけど
建築写真とか超細かい構図をミラーレスでしようとすると
EVFのタイムラグで超激ムズなんですわ。
覗きながら調整して構図が決まったっと思ったら遅れてグッてズレるんだよ。
今のミラーレス一眼にミラーボックスつけてくれるだけで良いんだけれど、、、。
Canonさんには5DⅤぜひ出して欲しいです。
未来
FDマウントからEFマウントの時もそうでしたが、
当面は生産を続けるでしょうし、開発も一部はすると思います。
恐らく5D系の後継までは出すんじゃないかと思います。
路傍のカメラ好き
需要がある限り提供、という玉虫色な回答からして、もう注力しないのは明らかですね。"5"をあのようにプロモーションしてきた時点で確定した未来ではありましたが。
十分に枯れた技術と設備の元、売上がコストをほどほど上回っている間は生産を続け、その差がボーダーラインを割り込んだ製品から打ち切っていくのでしょうかね。
元ニコンの後藤氏がインタビューで「一眼レフの性能は行き着くところまで行った」と語っていたように、どうしても一眼レフにこだわる方は1DX3や5D4を売ってるうちにどうぞ、ということだと思います。その辺キヤノンはドライに進むでしょうね……
スナッキー
レフ機を残すにして部品の共有化は進めるでしょうから、例えばシャッターレス化とかはレフ機にも新風を吹かすのかも知れませんね。
EFレンズの中古のダブつきみたいなものが起こらないという事ですかね。
PENTAXに関してはフランジバックの問題でEFマウントは使えないのでキヤノンさんが残っても我が道を行くで行けるのでは。
(オールドレンズの母艦にキヤノンを…って人は少なそうですし)
レフ機もまだまだ面白いですね!
RFマウントユーザー
KISSってパパママカメラって印象だったり、プロと言うとフリーランスの写真家みたいなってイメージあるかもですが、キャノンは法人需要もそれなりにあると思うし、法人ってKISSを使っているところも多いと聞きます。
私も長い間、仕事で撮影していましたけど(証拠写真)、だからってプロカメラマンって言うのはちょっと違うと思うし、プライベートじゃとっくにミラーレスカメラですが、会社が購入するカメラは『仕様』が定められているので今でも一眼カメラだったりします(普通の人は使わない特別仕様なSDカードは使いますが)。
仕事上写真を撮る必要あるけどたいして品質求めないから導入カメラはKISS。
官公庁などは規模が大きいので大量に買ったりするけど、現場支給はやっぱりKISSだとか、もうなんならX90ですよ。DIGIC4+世代。
利益が今でも出るかどうかは分かりませんが、世界的に見てまだ需要はありそうなんですよね。KISS X90も。
wako
5D5なんて作ったらキヤノンのカメラ戦略を疑われるだけでは・・・そもそも5D系は開発継続と言われている中級機には属さないかと
その開発もせいぜいソフト部分(KissM→M2のように)だけでメカ的な更新はしないでしょう
センサーひとつ変えるだけでも各種画像処理や熱対策など様々な開発が必要ですから
残念ですがもうハイアマ向けの後継機は出ない前提で行動した方がいいんだと思います
ジェラ
かすかな期待を持って待つよりディスコンになる前に新品の5D4を買っておく方が良いと思います。
おそらく5D4発売直後に5D5の開発はしていたとは思うんですけど、あまりに早いミラーレスカメラの進化や急激に進む移行もあって早々に開発破棄されたのではないかと思っています。
5D4の後くらいは一眼レフに見切りをつけたユーザーが丁度ソニーに大勢流れていた時期ですし、おそらくキヤノンが一番危機感を感じていた時期でもあるので。
5系統は大凡4年周期で更新されていますが、そういった背景もあって16年の5D4の次は20年のR5になったと。
キヤノンは割とわかりやすく方向性を示して事を進めていますので、今は24年頃発売予定のR5mark2を鋭意開発中だと思います。
JustR5
提供するとは言っているが開発すると言っていないわけで。
1DX系にIVが出たらびっくりしますけど、
いい意味でファンが増えそうですね。
個人的にはZ9のファインダーでも
やっぱりまだOVFには勝てないと思っているので
まだまだCANONだけでも頑張ってほしいな、と思います。
レンズはともかくボディだけでも。
ねこペン
さすがキヤノンというか。
もともとミノルタやペンタックス派で、キヤノンに対してアンチでしたが、10年以上クラカメの世界を探索していると、キヤノンの不器用さとか、マーケティング能力とかが見えてきて、さすがキヤノンとなってきますね。
EOSがネオクラシックとなりつつある今、この発言はやはり、今まで企業としてきちんと利益を上げてきた余裕があるからこそとも思えますし、心強いです。
考え過ぎでしょうが、ペンタックスに対するハッパのような意味にもなりますね。
シンプルな高性能一眼レフに関しては、ペンタックスはキヤノンに結局追いつけていない。
今後の一眼レフの価値は、個人的には原点回帰のファインダーでピント確認できること。デジカメの1番の利点もそこです。だから、ペンタックスは背面液晶も手ぶれ補正もない薄型の一眼レフなど出して、キヤノンとは違う価値を出していかないと、キヤノンの残兵に負けてしまうかも。
個人的には、キヤノンがいなかったら、逆に他の日本メーカーはもっと早くに海外勢に負けていたと思います。そう言った意味でも、キヤノンの今回の発言は意味深いと感じました。
テンペスト
RFレンズのラインナップが完成するまでは、なくならないと思います。
願望込みですが、EF-Lレンズの製造がマレーシア 台湾などに移管されれば生き残る可能性が多少でてくるのかなとみています。