リコーが21mmから14mmのF2.4の広角単焦点レンズ群の実施例を含む、画角が広く小型軽量で高い光学性能を持つレンズの技術に関する特許を出願しています。
- 出願人:株式会社リコー
公開番号:P2022117775
出願番号:P 2021014462
公開日:2022-08-12
発明の名称: 単焦点レンズ、交換レンズ及び撮像装置 - 【課題】高い光学性能を有し、小型、軽量かつ広画角な単焦点レンズ、交換レンズ及び撮像装置を提供する。
- 従来のレトロフォーカス型の光学系は、光学性能を高めるほど、レンズ枚数が増加したり、非球面を多用したりすることで大型化、高コスト化する傾向がある。また、広画角にするほど、同様に大型化、高コスト化する課題がある。例えば、特許文献1は、広画角化や軸外の収差の補正という観点で改善の余地がある。
- 本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、高い光学性能を有し、小型、軽量かつ広画角な単焦点レンズ、交換レンズ及び撮像装置を提供することを目的とする。
- 実施例1(21mm F2.4)
焦点距離 21.32
Fナンバー 2.45
半画角 46.1
像高 21.64
バックフォーカス 40.33
全長 115.34
- 実施例5(19mm F2.4)
焦点距離 19.36
Fナンバー 2.40
半画角 49.7
像高 21.64
バックフォーカス 40.84
全長 139.25
- 実施例6(18mm F2.4)
焦点距離 18.51
Fナンバー 2.40
半画角 50.6
像高 21.64
バックフォーカス 40.44
全長 138.85
- 実施例7(16mm F2.4)
焦点距離 16.45
Fナンバー 2.40
半画角 54.2
像高 21.64
バックフォーカス 37.89
全長 129.54
- 実施例9(14mm F2.4)
焦点距離 14.04
Fナンバー 2.40
半画角 58.1
像高 21.64
バックフォーカス 20.76
全長 111.15
実施例のレンズのうち21mm F2.4は、同じような光学系のレンズが既にLitmtedレンズとして製品化されていますが、他の18mmや16mmなどの焦点距離のレンズも製品化されるのでしょうかね。
実施例のレンズのうち21mm~16mmはフルサイズ一眼レフ用のようですが、実施例9の14mm F2.4だけはバックフォーカスが20.76mmと極端に短いので、一眼レフ用ではなくミラーレスかコンパクトカメラ用(焦点距離から見てコンパクトでの使用はないと思いますが)のレンズのように見えます。この実施例9のレンズがどのような用途を念頭に置いて設計されたのか興味深いところです。
ムーミンパパパパ
14mm F2.4
RICOH GR21 Dだったりいいな。
SONIC
14mmはAPS-Cに乗せればフルサイズ換算21mmですから、古参のGRユーザーから長らく待望されているGR21が復活するのかもしれませんね。
スナッキー
16mmとが出れば星やる人に喜ばれるのかな?(解放からシャキッとしてれば悪くないのかな?)
ちなみ、14mmは他の光学系に凸レンズ(?)2枚で14mm相当ですね。
レンズ設計をRICOH/PENTAXが実施してトキナーなりが新製品として販売。というストーリーは有りそうな気もしますね。
もしくはミラーレス参戦?いや、ミラーレス機K-01再来?(しかもフルサイズ)とかという線も捨てきれませんが……。
更には従来の戦略のみでは存続が。という話であれば、レンズメーカーとしてのPENTAXという線もあるかもしれませんね。
海外勢も勢い有りますが14mmのレンズで防防、コーティングがきちんとしたレンズならわりと受け入れられる市場はあるのではないでしょうか?
(EなのかRなのかZなのか、はたまたLなのか夢は広がりますね)
さとる
バックフォーカス 20.76の実施例9(14mm F2.4)は2012年CP+で出品された試作レンズみたいな。K-01は後継機出してもいい商品なので期待したいですね