ニコンが「24-200mm F4-6.5」「24-120mm F3.5-5.8」「24-85mm F3.5-4.5」などの実施例を含む、小型で高性能な高倍率ズームを実現する技術に関する特許を取得しています。
- 特許権者:株式会社ニコン
特許:7120330
出願番号:P 2020569268
登録日:2019-01-31
発行日:2022-08-17
国際出願番号:JP2019003359
国際公開番号:W WO2020157904
発明の名称: 変倍光学系および光学機器 - 従来から、写真用カメラ、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した変倍光学系が提案されている。変倍光学系の高変倍化、広画角化を図ると、良好な光学性能を得ることが難しく、変倍光学系が大型化する傾向があった。
- 第1実施例(24-200mm F4-6.5 VR)
焦点距離 24.72001 49.99999 105.05133 193.99063
Fナンバー 4.12109 5.58779 6.39998 6.50002
半画角 42.58698 22.66696 11.13686 6.13014
像高 20.50 21.70 21.70 21.70
全長 126.45486 144.98844 168.50373 188.4741
バックフォーカス 11.75486 22.41624 30.66474 38.48515
- 第10実施例(24-120mm F3.5-5.8 VR)
焦点距離 24.72617 50.01050 85.01086 116.00340
Fナンバー 3.66063 4.51062 5.00831 5.83006
半画角 42.43419 22.44766 13.66195 10.17394
像高 20.54 21.70 21.70 21.70
全長 116.50601 138.64669 160.34507 171.5048
バックフォーカス 11.70601 19.23807 28.61979 36.51305
- 第11実施例(24-85mm F3.5-4.5 VR)
焦点距離 24.72587 50.00755 ― 85.00361
Fナンバー 3.65039 4.00020 ― 4.50024
半画角 43.52469 -22.45389 ― 13.66502
像高 21.27 21.70 ― 21.70
全長 116.50677 138.27327 ― 161.50351
バックフォーカス 11.70677 19.34900 ― 30.04020
実施例1のレンズ構成は、既存のZ 24-200mm f/4-6.3 VRとほぼ同じものですね。実施例10の「24-120mm F3.5-5.8 VR」と「24-85mm F3.5-4.5 VR」は実施例1とよく似たレンズ構成で、24-200mm f/4-6.3開発時に没になってしまった案の可能性もあると思いますが、Fマウントには似たようなスペックのレンズ(AF-S 24-120mm f/3.5-5.6GやAF-S 24-85mm f/3.5-4.5G)があったので、製品化される可能性もあるかもしれませんね。
akira
この盆休みに24-120mm F4Zを予約したばかりです、24-120mm F3.5-5.8 VRが出るとしたら更に小型になるのでしょうか、VR搭載は現行のAPSCにはいいですね。
でもF4通しの方がやはり使い勝手はいいのでは発売はないかなと思います。
信楽焼
エントリーフルサイズのキットレンズ用ならこれでいけるかも。非Sならカニバルこともなさそうだし。
まる
24-120mmの手ぶれ補正付き、Z 50などで手ぶれ補正を使いたい、フルと兼用したい人にはいいかもですね。フルサイズのみなら24-120/F4で間に合うと思います。
いーぐれっとへろん
FマウントのAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRは、
旧製品だったD610やD750のキットレンズになってますし、
Z5Ⅱが出るあたりにはキットレンズ用に24-85mm F3.5-4.5 VRは出る可能性はありそうですね。
ニコジン
24-85mm F3.5-4.5 VRに需要はあるのでしょうか?
大きさも24-70mm F4が全長88.5 mmで、24-120mm F3.5-5.8 VRとは全長はほぼ一緒ではコンパクトと言えるかとも思ってしまいます。
以前あった24-85mm F2.8-4 ハーフマクロの後継なら気にはなりますが
シュワシュワ
Zは標準ズームが乱立してる上に価格も高いので、増やすにしても8万くらいで20-70とかの方がいいかもしれません
広角望遠側のお手頃レンズも欲しいところですね
よし
いい加減Zは標準ズームが5本も有るのでこれ以上作っても仕方ないので必要ないと思います。
まぁハーフマクロとか+αの機能が付いているのであれば別ですが。
イーグレットヘロン
連投すみません。
あくまでも特許取っただけで発売されるかどうかはわからないって話ですが。
ニコンのフルサイズ対応お手軽(10万きる)標準ズームレンズって24-50しかないんですよね…。その上が24-200とF2.8通しとF4通し。
まぁ、記事の特許がエントリークラス向けレンズかどうかはわかりませんが。
自分は古いニコンのレフ機とこれまた古いAi AF Zoom Nikkor 24-50mm F3.3-4.5Dもっているのですが、テレ端50ストップは使いづらいです。目的をつくれたときにしか使えてません。
(街中の雀も撮ったりしてるので望遠は最低300欲しいですが、Zレンズのフルサイズ対応便利ズームが200ストップというのも足りてない)
なので、ニコンのZレンズラインナップでフルサイズ対応エントリー向け標準ズームレンズが24-50と24-200しかないのは、
低収入な自分にとってはキヤノンからのマウント替えするとしても検討候補からニコンは外れます。ニコンは応援してますが。
まぁ、ニコンがD610を7年放置したように、Z5などのフルサイズエントリーを重要視しない戦略なら、この特許のレンズたちはいらないという意見は理解できます。
lk
似たようなズーム域があるので過去に検討してたのでしょうね。
標準域は充実しているし、格安なら現在は24-70f4があるので登録だけでしょう。
そろそろ明るい大口径か、超超広角・魚眼、超望遠、シフト等ニッチな製品も出てきてほしいですね。
モタ
24-120Sがキットレンズにできないので今回これを出す、というのは分かる話です。
ただ、ここまで焦点距離が被るのも意外ですね。
暗くして軽くできてもVR機構で機動性はリセットされそう…。
コンパクトな70-300出すのが良いんじゃないかなぁ(期待)