Canon Rumorsに、キヤノンのサードパーティー製RFマウントレンズに対する今後の方針に関する噂が掲載されています。
・Don't expect any third-party autofocus lenses in the near future
- キヤノンがViltroxにRFマウントレンズの製造を中止するように要請したという件について、全く異なる地域に住んでいる2人の信頼できる情報筋と話をしたが、どちらも非常に似たようなことを述べていた。
その一つは、キヤノンは近い将来、エレクトロニクスやAFに関する特許の利用をサードパーティーに許可するつもりはないということだ。これには、次のようないくつかの理由があると聞いている。
- キヤノンはRFレンズのラインナップが成熟しているとは考えておらず、まず自社レンズでラインナップを充実させたいと考えているようだ。キヤノンにはLレンズと非Lレンズの両方で、まだやるべきことがたくさんある。
- キヤノンは安価なレンズの選択肢は、マウントアダプターでEFレンズがRFマウント機で非常に上手く機能するので、膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている。
- キヤノンはRFマウントの微調整と改善をまだ終えていない。
情報筋の一人は、早くとも2024年後半まではサードパーティー製品は何も期待できず、また、全てのメーカーにRFレンズを開発する機会が与えられるわけでもないと述べている。キヤノンが公式な声明を発表するまでは、これらの話はそれ相応に受け取っておいて欲しい。
キヤノンは、現時点ではまだRFマウントにサードパーティーを参入させたくないようですが、「2024年後半まではサードパーティー製品は何も期待できない」「全てのメーカーにRFレンズを開発する機会が与えられるわけではない」と述べられているので、逆に言うと2024年後半以降に特定のいくつかのメーカーのサードパーティー製レンズが登場する可能性があるということになりますね。
以前から登場が噂が流れているシグマのRFマウントレンズがどうなるのか気になるところですが、今回の噂が事実だとすると、登場するとしてもまだかなり時間がかかりそうです。
から
アダプターを介して一眼レフ用のレンズをミラーレスでも使えばいい、という話はよく聞きますが、そうするとミラーレスの大きなメリットの一つであるシステムのコンパクトさを享受しづらくなるので、理屈としては違うのではないかと思います。(いろんなマウントのレンズを楽しみたいという需要ならまた別の話ですが)
KISS Rを待ちながら
最近ようやくRF16mmを入手しましたが、まずは自社ラインナップと供給を安定させてからということなのかもですね
個人的にはパンケーキの40mmや24mmが出ると面白いのですが
karatake
シグマ参入の噂はCR3、それも来年には確実とまで言っていましたから、参入が許される「特定のいくつかのメーカー」にはシグマは入っているのでしょうね。
それにしてもあと2年以上というのは長い…。
>膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている
それはそうですし、EFレンズがRFマウント機で完璧に動作するのは有難い限りなんですが、安価な明るいズームレンズの選択肢も欲しいですね…。
マスター
一つの展開として、きちんと対応しようとしていると捉えると、素晴らしいと評価できると思います。
個人的には、写真は究極の趣味だと思っていますので、サードパーティやいろんな種類の特徴を持ったレンズで楽しめるマウント使ってみたいと思いますが。
fisheye
C-PLと可変NDのマウントアダプターを活用して撮影しています。
超広角でもPLフィルターが使える・・動画撮影時、レンズ交換しても可変NDがそのまま使える・・・と、これ無しでは撮影が成り立ちません。
特に動画撮影の場合は・・・。
なので、サードパーティーのRFはもちろんのこと、純正RFも当分の間興味がわかないです。
こんなカメラマンも一人くらいいてもいいでしょうw
RFレンズ販売の足を引っ張る原因ともなりそうな、こんなに凄いマウントアダプターを発売することを決めたキヤノンの大英断を褒め称えたいと思います!
myc
>膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている
もし本気でこのように思っているとしたらガッカリですね。
Eマウントのサードパーティ製レンズは、安いという理由だけで売れている訳ではないと思います。
Sigma 28-70mm F2.8のような軽量さをウリにしているレンズ、Tamron 35-150mm f/2-2.8のような今までに無かったレンズなどがあり、安さ以外の魅力があります。
マウントアダプターで完璧に動いたとしても、古い設計で重いEFレンズ(アダプターを噛ませば更に重くなります)をメインで使いたい人はあまりいないのではないでしょうか?
霙
信頼できるメーカーに許可するのか
純正レンズの脅威とならないようなメーカーに許可するのか
どちらでしょうね?
もし後者ならシグマやタムロンが許可されない可能性もありそうですが…
yosi
キャノン的にはRFマウントシステムはまだ完成してないから外野に弄り回して欲しくないということなのかもしれませんね
to
気軽に購入できるレンズに対するキヤノン考え方からRFマウントの高付加価値路線がより鮮明になりましたね。基本的には中級者以上の熱心な趣味人がターゲットなのでしょう。
ざくてぃー
2024年後半となるとだいぶ待ちますね。
となるとRFにないレンズはEFでカバーしなければならなくなります。
記事の内容から逸れますが
RシステムにEFレンズを載せて絞りを絞った状態でシャッターを押すと
EVFや背面モニターの像が一瞬カクつく症状が認められています。
キヤノンも絞り機構が原因とする症状と認めながらも
これを仕様としていて改善の意思はなさそうなので注意が必要です。
現状のRFレンズで満足できればそれに越したことはないですが
安心して使うにはRFレンズに限定して使ったほうが良さそうです。
いーぐれっとへろん
「2024年後半」と「キヤノンはRFマウントの微調整と改善をまだ終えていない」との情報を考察すると、
パリ五輪に合わせてEOS R1の高画素連写フラグシップ機が完成するまで…とも読み取れます。
ということは、RFマウントに更なる高速通信回路が搭載される?ということですかね?
その後に、どこまでの特許をサードにライセンス(もしくは特許開示)するのかを検討した後にサードパーティレンズ発売という流れを計画してるということなんでしょうか…。
サードパーティメーカーはまずはEマウントでレンズを発売し好評を得たのちに、
それをたたき台としてRFマウント化をキヤノンと協議してライセンスをもらう形になるんでしょうか…。
現状、カメラ内光学補正が前提となるレンズが増えている事を考えるとライセンス・サポートされる方がwin-winなのかも…。
まーやん
RFレンズのラインナップがまだまだ充実していないことはメーカーも認識しているようなのでその辺は一安心です。
ただ安価なレンズ群の選択肢にEFレンズを提示している件については、その多くが生産・サポート終了しているEFレンズを今更買ってどうぞというのもメーカーとしてどうなの?という感じです。
個人的には今出ているRFレンズの次期型(2型)が一通り揃ってきた辺りでサードを許可という流れなのかなと予想しています。
小助
> キヤノンはRFレンズのラインナップが成熟しているとは考えておらず、まず自社レンズでラインナップを充実させたいと考えているようだ。キヤノンにはLレンズと非Lレンズの両方で、まだやるべきことがたくさんある。
> キヤノンは安価なレンズの選択肢は、マウントアダプターでEFレンズがRFマウント機で非常に上手く機能するので、膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている
このふたつのコメントに大きな矛盾を感じます。
RFレンズのラインナップが成熟しているとは考えていないのに、安価なレンズの選択肢はアダプターで機能する膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている・・・う~ん。
KJ
私は所有していたEFレンズのかなりを先にSONY FEに、そして今残っている分を
RFにしつつありますが先にαに行ってなければEFレンズを
もっと活用したと思うので、そういう意味ではCANONの言う
「膨大な数のEFレンズで既にカバーされている」は
間違っていないと思います、RでCANONユーザーになった人に
とりあえずEFレンズを買ってと言うのは違うと思いますが。
シタラ
fisheyeさんに同意の1人です。
可変NDアダプタの存在のお陰でEFレンズメインですね。RFは16/2.8だけ。
このアダプタの存在は、RFレンズ普及の1番の敵かも…
路傍のカメラ好き
以前このサイトで「3〜4年は許可するつもりはないのでは?」と予想していましたが、それが一部当たったのかなというところです。
安価な選択肢がEFでカバーされているという認識も感じていた通りでした。EFでは実現できない「画質以外の価値」、例えば小型軽量化やOISの積極採用、ズームレンジ・撮影倍率の拡大などをしたRFレンズが目立ちます。
また、RF発表から1年半ほどでコロナ禍に突入したことは忘れてはならないでしょう。
何本もが延期を余儀なくされた中で30本出しているのは急速拡大だと思っています。
ちなみにZ純正は28本(うち1本はOEM)ですが、企業体力の差を考えればこれまた凄い数です。2社の戦略が分かれたのは興味深い……
戦略がある程度観測されたので、サードパーティーレンズの使用が優先ならEやZに移るのがいいんでしょうね。そういうユーザーが多発すれば、キヤノンも戦略を変えるかも?
私もシグマ28-70/2.8のRF対応に期待していたので残念ではありますが、大した支障は無いので今後もRFとカメラライフを楽しみます。特許出てるし純正版出てほしいなぁ。
nankana
仕様が固まりきってない段階でライセンスすると
その後の変更の度にライセンス出す側受けた側両方で
お互いすり合わせだったり動作確認が必要になるので、
「RFマウントの微調整と改善をまだ終えていない」という理由は納得ですね。
特に最近のレンズはAFや絞りの駆動だけではなく、
手ぶれ補正の協調や収差などの補正のためにかなりのデータをやり取りしていると思いますし。
ライセンスに関しては
こういった仕様のサポートの工数だったり、
正規ライセンスのレンズとの組み合わせで不具合があった場合には
ライセンス出したメーカー側も問題の対応する必要が出てきたりと
案外面倒くさい手間がかかるので、
レンズの売上への影響を抜きにしても慎重になるのはよくわかります。
もっとも私もEFマウントではサードパーティーレンズのレンズも愛用してますので、
RFでも信頼できるサードパーティーレンズが出るといいなとは思いますが。
野鳥好き
RF100-500使用してます。
600mnが欲しいのですが純正だと高すぎて手が出ません。
望みはサードパーティーだったのですがこの調子だと難しそうですね。
純正で600mmズームが出そうな気配も無いですし困りました。
Tsu
EFレンズの有効活用という意味では私も通ってきた道です。
ただしボディはαですが。
EF資産を無駄にせず活用しつつ純正レンズを増やしてきたのでとても助かりました。
今でもEFレンスは使いますがこれくらいの用途ならボディがRFマウントである必要はないので早急にRFレンズのランナップを増やすべきです。
そこに互換レンズとなるとユーザーから見れば選択肢が増えるのでRFマウントが普及する起爆剤になるかもしれませんが、メーカーからすれば価格では勝てないと思うので良くてライセンス式になると思います。
シグマから出るという噂もありますが直接発表があるまでは信用しない方がいいかもしれません。
出てきてもタムロンのZマウントのようにEマウントとの価格差はあるかもしれないですね。
個人的にRFレンズの欠点だと思うのはLレンズと無印での差が価格差も含めて大きすぎるところです。
欲しい&買えそうなのはその中間という事をわかってほしいです。
Oort
キヤノンがシステム全体で他社と勝負して、最終的に一番のシェアをとれる見込みがあるなら良いかなと思います。
ぷくぷく
私としてはキヤノンの判断に賛成ですね。将来においても確実に全てが機能するレンズこそユーザーも安心して使える物でしょうし、他社レンズが原因でカメラが不動や壊れる事にでもなったら調査・対応も大変ですし。この辺りはユーザー各人の考え方にも違いがあるんだろうなとは思います。
SUGURU
>膨大な数のEFレンズで既にカバーされていると考えている
本当にそう思います。
私は1DXⅢとR5を併用していますが、これに純正の高性能なマウントアダプターまで用意されていて助かります。
RFのLレンズは高価過ぎて手が出ない、だけど無印はスペック的に今ひとつに感じてしまい購買欲が湧かないので、しばらくはEFマウントで楽しみます。
RFのLなんて買ったら、撮影に行く資金まで使ってしまいそうですよね。
まろん
企業としては最大限の利益をあげ、その一部を株主に還元するのを使命とするなら「サードパーティー排除」の選択もありなのかな、と思います。
その昔、EFマウントに変えた時も色々と言われましたが結果的に一眼レフでのトップシェアを取ったのだから、今回もサードパーティーへの参入障壁を取る戦略を嫌った一部のユーザーが離れていっても仕方がないと考えているのかもしれません。
(つい最近もホットシューの接点を変更し他社のスピードライトを使えなくする仕様変更があったばかりだし)
ですので2025年になったら突如として「サードパーティー製品もOK!」とはならないような気がします。
個人的には個性的な仕様のサードパーティー製品が使えるのは、選択肢が増えて楽しいとは思いますが「大企業」としては面白くないのでしょうね。
シトド
2024年後半ともなれば、相当数キヤノン純正レンズのラインナップも揃ってきていると予想されるので、サードへの情報開示なり、ライセンス契約なりも、今からでもよければどうぞ、という感じなんでしょうね。その時点でサードも参入する旨味があれば、参入するでしょう。キヤノン、ニコン、ソニー、三者三様のサードへの対応ですが、それぞれの戦略が見て取れて面白いですね。自分自身はごくわずかな例を除いて純正レンズにしか興味がないので、サードの参入に思い入れはないですが…。
KFW
ソニーからキヤノンに乗り換えてR6を使ってますが
まだRFレンズは1本も持っていません。
買ってもいいかなと思うレンズはあるのですが、
単焦点好きで頻繁にレンズ交換をするため
マウントが混在すると混乱しがちです。
実際ソニー時代にEとEF+MC-11が混在する運用では
Eに入れ替えていってEFが1本になるまで困りました。
EF+MC-11からEへの入れ替えに関しては
機能面でかなりメリットがあったのですが、
EFからRFへの入れ替えはメリットはあるものの
純正マウントアダプターのできの良さと
RFレンズの値段を考えると相殺されてしまいます。
そのためRFレンズのラインアップがある程度揃うか
サードパーティーからも出るまではEFのつもりでしたが
記事のとおりだとしばらくEFのままになりそうですね…
F.256
これは残念ですね。
まさか、マウントアダプターでEFが使えるから…と言うのを本気で言っているとは信じたくありませんが…
ライセンスを出してサードパーティを取り込み始めたニコンと正反対の対応なのが印象的ですね。
EFファン
R,R5,R7と使ってきましたが、いまだ所有しているRFレンズは、50mmF1.8と800mmF11しかないです。EFレンズの先見性は素晴らしかったのでしょうね。今も全く問題なく、むしろAF精度は上がって使えるんだもん。キヤノンにお願いしたいのは、そのやるべき事を早くやって欲しいとことですね。魅力のあるレンズが出ないなら、カメラのシェアも期待出来ない事は百も承知と信じてます。