DigitalCameraWorldに、Photo Reviewが実施した自分のカメラの信頼性に関する読者アンケートの調査結果が掲載されています。
・Is Canon the least reliable brand? Camera reliability survey gives surprising results
- オーストラリアの写真雑誌Photo Reviewが毎年行っている読者アンケートの結果が発表された。カメラの信頼性について質問したところ、OMシステムがトップで、世界をリードするカメラメーカーのキヤノンが後方になるなど意外な結果が出ている。
回答者の44%が一眼レフを、22%がコンパクトカメラを使用していることもアンケート結果に影響を与えたと思われる。どちらのカメラもミラーレスカメラよりも歴史が古いので、所有年数が長く故障する機械が多いのではないかと推測される。また、一眼レフはミラーやメカシャッターなどの可動部も多い。
OM SYSTEMと富士フイルムはミラーレスカメラのみを販売しており、ソニーもかなり前にデジタル一眼レフ市場を放棄している。一眼レフを積極的に販売しているのは、ニコンとキヤノンだけなので、キヤノンの結果の多くは、新しいEOS Rシリーズよりも古いEOSの所有率が高いことに起因しているのかもしれない。
このアンケートはちょっとした遊びで、カメラの信頼性を科学的に分析するものではない。回答者はわずか271名で統計的な有意性はないが、カメラの所有者が自分の好きなブランドについてどのような意見を持っているのかを垣間見ることができる。
Photo Reviewの読者アンケートは自分のメインカメラの信頼性に関する評価を聞いていて、結果はトップがOM SYTEMで、2位がニコン、3位がソニー、4位が富士フイルム、5位がパナソニック、6位がキヤノンとなっています。
DigitalCameraWorldは、一眼レフを販売しているカメラメーカーは古いカメラを使っているユーザーが多いために壊れやすいのではないかと推測していますが、そうだとすると、ニコンとキヤノンで大きな差がついているのは少々不可解ですね。
カタスマー
ソニーが思ったより高くてキヤノンが思ったより低いです
ナタムカテル
Merkmalというネットニュースサイトで、プロスポーツカメラマンはなぜキャノンを選ぶのか…というネット記事がありましたが、
https://merkmal-biz.jp/post/35049
DigitalCameraWorldではハイアマチュア〜アマチュアの読者を対象としたアンケート結果で正反対の結果は面白いですね。
(プロサービスは無料貸出しサービスある点での違いですね)
自分としては、昔に比べてソニーの信頼性が上がってきたのはびっくりというか感心しました。ソニー頑張ってますね。
YW
フラッグシップモデルの信頼性という観点だとこうはならなかったかもしれませんね。
まあ、Canonのカメラの信頼性も値段なりといいますか…
アキオ
中古市場の一眼レフを見るとニコンはまだFが残っているしFMもたくさんある、キヤノンはほとんど無い、この様な事を見ている人がニコンとキヤノンの信頼性を判断しているのでは。
こーなん
古いカメラを使ってる人が多いとソニーはセンサーの前にシャッターがなくてゴミが付き放題だと思うけど評価高いんですね
tpr
かつてキャノンを使っていてニコンへ移行しましたが、この差には納得ですね。
KISS Rを待ちながら
今頃の機種で堅牢性に差があるとも思えませんし、キヤノンはパーツ交換を伴わない修理ならディスコン品でも受けてもらえる(それで初代EOS kissをメンテしてもらったことがあります)のでこの結果はちょっと意外ですね
まぁ記事内でも言及されている通り、回答された方々独自の傾向なのかもしれませんが
rocky
OM SYTEM は、センサーにゴミが付きにくいという点で信頼性は高そうですね。Canonユーザーですが、Canonは中級機以上とLレンズを使い始めると格段に満足度(信頼度)が上がる気がします。
にこぷん
F2から始まって現在Z7までNIKONは30年以上幾多の機種を使ってきましたがフラッグシップ機での故障は一度もありません。
ミドルクラスで1度あったような、それも曖昧なほどNIKONはトラブルとは無縁です。
それがOMSYSTEMに後塵を取るとは対象が限定的な所以でしょうか。
akarin
私はキヤノンとOM SYTEMを両方使っていて、特にどちらが信頼性が低いとかは感じませんが、日本と海外ではブランドイメージなども違うのでしょうか。
ただ、キヤノンはミラーレスになってから70-200を伸縮ズームにしたことで防塵防滴性能を心配する人もいましたし、最近ではホットシューに接触不良が心配なマルチアクセサリーシューを採用したりと、そういったところで信頼性を心配する人はいるのかもしれません。
けい
OMは水ぶっかけても、雪に埋もれても何ともないイメージがあるからでは。
としにい
何を持って信頼性としているのか詳細がわからないですが、私個人としては「異常なまでの防塵防滴性能」「強力な手ぶれ補正」「10年以上ユーザーしていてゴミ問題ゼロ」という理由でかなり信頼しています。
レフ機も含めた世界シェアから推測するとオーストラリアでもCanon、Nikon、SONYユーザーの方がオリンパス(OM SYSTEM)ユーザーより多いはずで、1位に選ばれた事は嬉しいですが、その理由が気になりますね。
リィン
山岳登山や過酷な環境でのフィールド撮影だとやはりOMは圧倒的信頼性があると思います。センサーにゴミがついた記憶すらないです。
コツメチャン
こう言ってはなんですが、そもそも回答者層(カメラ歴とか所有カメラのメーカーとか)がよくわからないアンケートなので、あくまでイメージ程度の話かと。
そこまで真剣に論じるほどの記事でもない気がします。
KJ
私はニコンFから写真を始めましたが、懇意のカメラ店の店長はライカをメインに
自社で修理もしているのですが、勉強のためにと普段は扱わないNikon F2を
分解組み立てした感想を「あれは壊れる気がしない。」と言いましたが
私や勤務先の広告写真スタジオでF3はトラブルが時々あったので
報道やスポーツの人は大丈夫なのかなと思ったものでした、
なので私にとってニコンは壊れないはF2まで。
OMは上位機種は強いのかもしれませんが私の周りのさほど酷使していないと
思われるカメラ女子は結構故障していて、引き取り修理サービスの手続きを
してあげた事もあります。
ほっじす
上位2社は妥当じゃないですかね。
ニコンはレフ機時代の堅牢性に優れるイメージ
OMはIP53という具体的な等級目標があるので他社より耐性が高そうに見えます。
キャノンは、、いまはどうかわかりませんがレフ機時代はトラブルの話を聞きましたし納得かな
14PROMAX
OLYMPUSのミラーレス、池ポチャしたことありダメ元でメーカーメンテだしたら「かなり汚れてましたー」だけで返ってきました。
ヨシマサ
Canon EOS R3とOM-1の両刀使いの者ですが、
センサーサイズに起因する問題がクリアできるシチュエーションでは、実際、OM-1の信頼度はかなり高いです。
ポートレート、夜間や屋内での撮影などでは、諧調面やノイズ面で非常に秀逸なR3を信頼してますが、
マクロやスナップ、昼間のフィールドでは、持ち運びが苦にならないOM-1のほうが結果的に良いシャッターチャンスをモノにできる可能性が高く、信頼できます。
キヤノン・ニコン・ソニーの中から複数マウントを併用するのは大してメリットを感じませんが、この中の1社とOMを併用するのはとても価値があると思います。
個人的にOMが他のマウントよりも信頼できると感じている点は、
・耐候性
・センサーゴミの少なさ
・宣伝に偽りのない強力な手振れ補正
・交換レンズ群が小型で高性能
・2絞り分深い被写界深度によるフォーカス関連での歩留まりの良さ
…といったところでしょうか。
あとは、物理的な信頼性以上に、日常的に使うなかで実際に気に入った写真が撮れたかどうかという意味での信頼性の高さも、一般的には評価されているような気がします。
ガル
OMDとソニーはハイエンドだけでなく中堅機も防塵防滴対応、キャノンはハイエンドだけ
この差では?
親父はCanon・R5使ってて雨で1台ダメにしてる
俺はEM1を海に一瞬落としても平然と動いてたよ
m43usr
OMの超音波ダストリダクションは本当に優秀ですね(センサーサイズが小さいことも理由でしょうが)。Sonyも最近超音波方式を搭載している機種が増えたので性能が気になります。
OM-1使い
カメラに対する信頼性といえば、やはりベビーデューティということではないかと。
その意味では、オリンパスはタフもありますし、OM-1も頑強というイメージが、、、
他のメーカーは、他のウリがあるので前面に押し出していないのか、相対的にオリンパスが優れているのかは、分かりませんけど、、、
以前、「壊れても自分で直せるから、機械式カメラを使っている」というカメラマンがいた記憶ですが、そういう意味での信頼性なんでしょうかねぇ、、、
ねこねこ
>KJさん
カメラ女子の人気が高いと思われるPEN系は、センサーの手ブレ補正機構が(比較的)壊れやすいようですね。オークションに出てる訳あり品はかなりの割合でそこがやられてます
もっとも自分はE-M1系もPEN系も故障とは無縁で、一度やむを得ず土砂降りの中でPEN系機種を使いましたがびくともしませんでした。もう二度とやりませんが
ワギュー
国や地域によってはブランドイメージが日本国内とは異なるというのもあるんじゃないかな。
オーストラリアの風土は詳しくないけれど、乾燥地帯で屋外使用だと防塵は絶対必須だから、防塵防滴を売り文句にしているOM SYSTEMは強いでしょう。
実際に使っていればカタログスペックだけを追いかけている視点とは違った結果になるケースはあるだろうとは思います。
甘党
全てのメーカーを使ったことはありませんが、個人的なイメージとしてはオリンパスの信頼性の高さは納得です。
他のメーカーが防滴を謳っている中、唯一の防水規格ですからね。
あと名前すら挙がっていませんが、ペンタックスも防塵防滴性能には相当力を入れているイメージです。
ニコンは、フィルムカメラ時代におけるメカの信頼性が高かった名残で、やはり安定のブランドイメージです。
ソニーは他のメーカーと違い「防塵防滴」と表現せず、「防塵防滴に配慮した」としか言わない所が自信無いようにも見えてしまいます。
あと随分昔ですが、Imaging Resouceの防滴テストで、ニコン、キヤノン、オリンパスが平気な中、ソニー機(α7R III )だけが雨で駄目になる結果が未だに印象に残ってます。
フジは駄目かな〜と思ってましたが、個人的に使っている中で何度も海水を丸かぶりしても問題無く動いているので、意外といいです。
ただ、軍艦にダイヤル類がたくさん付いているので、隙間に入った塩の結晶が中々取れないのが欠点です。
One
サンプル数が少ないのは気になりますが、そもそも論で「オーストラリア」という土地柄を考えたら、「メンテ不要で防塵・防滴、センサーにゴミが付かない」というだけで、十分なメリットがあるんじゃないですかね。
北へ行けば熱帯雨林で、雨季にはスコールもあるし湿度も半端ないでしょう。
中央部は、ある意味では砂漠みたいなものです。
海岸地帯は温暖な気候ですけど、日本で考える以上に過酷な状況下で使われているのではないかなと。
カメラ自体も扱っているお店が都市部にしかないでしょうし、ちょっと調子が悪い、修理が必要といっても、メーカーに送って返ってくるまで結構時間が掛かりそうですよね。
基本的に、日常的なメンテ(センサー等の清掃)が不要で、過酷な気候下であまり気を使わないで使える、ということが「信頼」と考えているのではないでしょうかね?
そういう環境下では、OMDSはそれなりの「信頼性」があるのかなと。
ワンランク上のアウトドア
雪山登山含め過酷な環境で撮影していますが、ニコンに勝る信頼性はないと思います。特に一眼レフ機。
最近は富士GFXの持ち出しが多いですが、-10℃くらいで撮影30分くらいしたら挙動おかしくなること結構あります。
きんのすけ
OMシステムの信頼性がトップになったのは意外ではないですが、キヤノンユーザーの評価が低いのは驚きです。いっそのことペンタックスやライカなども含めたすべてのメーカーのフラッグシップ機を集めて、耐寒性やIP防水、IP防塵テストをして、信頼性を白日の下に晒してもらうほうが参考になったかな。
「このアンケートはちょっとした遊びで、カメラの信頼性を科学的に分析するものではない。回答者はわずか271名で統計的な有意性はないが、カメラの所有者が自分の好きなブランドについてどのような意見を持っているのかを垣間見ることができる。」
ユーザーにアンケートするなら、修理時の対応、アフターサービスの良否などを聞いてくれたほうが、個人的には面白かった気がします。